前橋・高崎
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1968年、浜松市生まれ。大工の父に家づくりの基本を学び、30歳で『アキケンチク』創業。設計はもちろん、棟梁として自ら現場に入り、施工、現場監理、アフターメンテナンスも行う。子どもの頃から美術が得意で、その感性を活かしたハンドクラフトを家づくりに活かしている。スキューバダイビングが趣味で、インストラクターとしても活躍中。
夢と理想を胸に住宅会社をまわってみたものの、どこも予算や敷地条件で折り合いがつかない。そんな時、心強い味方になってくれるのが大石さんだ。施主さんの要望を図面に反映させ、現場では、間取りや収納、天井高などを話し合う「設計半分、現場半分」の家づくりを信条としている。「夢を諦めかけている人を放っておけないですよ。予算や課題を工夫や提案で叶えることは、僕自身にとっても勉強になりますから」と語る。浜松市の中心街にある事務所兼ショールームはカフェBarのようなおしゃれな雰囲気で、大石さんと楽しみながら家づくりの相談ができる。
革の質感、グラデーションの美しさに一目惚れして購入した名刺入れ。メイドインジャパンのクラフト魂をリスペクトしながら愛用している。
約80坪の広い敷地を活かして平屋を望んでいたSさん。理想の部屋数と予算が厳しかったことから大石さんが提案したのが、7坪の“1.5階”部分を有する平屋風の間取り。外からは平屋のように見える白い家は、天井高を工夫することで、平屋と二階建て両方のメリットを叶えた。
世界でたった1つ、大石さんのハンドメイドで仕上げる階段や建具は『アキケンチク』の代名詞。ほかにも無垢の一枚板で仕上げる洗面台、曲線美が美しいアイアンの手すり、工夫を凝らしたペイントなど、一点ものを愛する大石さんのハンドクラフトが暮らしに遊び心を添え、心を豊かにしてくれる
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