どうしても駅近に住みたくて、広い土地の中古住宅を購入して平屋に建て替えたKさん。将来に備えてアプローチにスロープをつくり、室内もオールフラットに。玄関を入った瞬間から無垢材の香りに包まれ、アンティークなテイストにデザインしたLDKに時間がゆっくりと流れる。家の中心に大容量のウォークスルークローゼットをしつらえ、ぐるぐると回遊しやすい動線にしたことで夫婦の家事時間を短縮できる。建てたのがちょうどコロナ禍真っ最中だったこともあり、夫婦どちらかが感染したときに備えて隔離部屋として使える洋室も確保した。また、ロフトスペースを設けることによって、平屋だと収納が足りないかもしれないという不安を解消した。「階段の上り下りがなく、掃除もしやすくて、家族のコミュニケーションもとりやすいので、平屋にして大正解でした」と奥さま。肌触りのいい無垢材と自然素材で包まれた“ちょうどいい平屋”が、忙しい共働き夫婦をやさしく包み込んでくれる。