閑静な住宅街に佇むS邸は、家族4人が暮らす二世帯住宅。北側に自然ゆたかな眺望が広がる立地を利用して、家の中から緑を眺めて楽しめる間取りを建築家がデザインした。また、「二世帯住宅なので、プライベートな空間と、家族みんなが自然と集まれる空間の両立を大事にしたくて」という奥さまの要望に基づき、家族が集うLDKを中心にプライベートな空間を配置して、程よい距離感をキープ。建物自体は、ご主人の要望通り「シンプルで余計な飾りがない」デザインに。奥さまとお母さまが一緒に家事をしやすい動線や、家族共有のライブラリー、周囲に気兼ねなくくつろげる中庭、そしてご主人が自分時間を静かに過ごせる書斎も確保した。「ここは家族にとって唯一無二の家。帰ってくると安心と楽しさを感じます」とご主人。家族時間と自分時間、どちらも充実した暮らしを満喫している。