シンプルなボックス型のフォルムをベースに、上下階をつなぐ大開口がインパクトを放つUさんの新居。プライバシーと開放感、実用性を重視して建築家と話し合いを進め、3つの要素を満たした住まいが実現した。20畳のLDKは、天井まで届く大開口がダイナミックな開放感をもたらし、陽光が室内全体に降り注ぐ。リビングと繋がる中庭は、外構で囲うことで外からの視線が入らないように設計。キッチンはアイランド型をセレクトし、ダイニングを横並びに設置したことで、家事ラクを実現した。リビング階段の下のデッドスペースに設けた「ヌック」は、子どもの遊びや勉強スペース、家事の合間の休憩スペースとして活躍。玄関には、水回りに抜ける動線と、LDKへ繋がる動線を設けてあり、帰宅後や来客時など、シーンに応じたルートを選ぶことができる。どこにいても開放感に満たされる家で、家族が周囲に気兼ねなく、新しい暮らしをのびやかに楽しんでいる。