朝日住宅

アンティークのように輝きを増す 手づくりの家具や遊具に囲まれる日々

以前は、社宅住まいだったKさん一家。美容師の奥さまには「いつか家でお店を開きたい」という夢があった。南仏風デザインにも強く憧れ、『朝日住宅』の設計士やインテリアコーディネーターに夢を語ったという。吹き抜けのあるリビング、風通しが良く明るい部屋作りなど、ベースはプロに任せて、人生で初めてDIYに挑戦。庭の薪棚、美容室で使う家具などを自作し、時には外壁の塗り壁作業を手伝った。家の完成と同時に薪棚が出来上がるほど、建築現場に足しげく通ったという。

内と外を緩やかにつなげ 自由に遊ぶ子どもたち

水田に囲まれたKさんの家には、公園さながらに充実した庭がある。小さな木の家にはキッチンや暖炉が備わり、ハシゴや滑り台、ブランコがずらりと並ぶ。すべてがご主人のお手製で、週末ごとに夫婦が力を合わせてDIYに励んできた。天気が良ければ、子どもたちが裸足で芝生を駆け回る。大きな窓を通して室内とテラス、庭がつながり、夏はプールやバーベキューを楽しむことも。冬はリビングの薪ストーブでピザを焼いて、庭を眺めながら味わうのが贅沢だ。

常に暮らしをアップデート 木の色合いの変化も楽しい

リビングや美容室を見渡すと、あらゆるものが夫婦の作品だと気がつく。レンガを積んで板を渡したTVボード、床材をアレンジしたダイニングテーブル、ブックスタンド、ウイスキー樽を使った洗面台まで。遊具とともにコツコツ作製し、子どもの成長に合わせて作り替えてきた。この家具に、庭から切り出したユーカリの葉やアジサイの花が飾られ、ドライフラワーになる様子さえ趣深い。成長した子どもたちが手伝ってくれるのも心強く、週末には家族で日曜大工に励むことも。手を入れるごとに愛着が増し、家そのものがアンティークになっていくようだ。