「ウッドショック」とは?
木材が供給不足に陥り、その価格が高騰することです。
2021年以降、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、世界的な住宅市場の変化が起こりました。建築木材の需要が増え、供給不足&価格高騰が起こっています。また、その影響は日本の住宅にも出始めています。
\国産材の生産について/
もともとの日本の木材供給量に占める自給率は3~4割程度。
木材の生産は急に増やすことができないため、輸入材の取得が難しい状況でも、国産材で需要の大部分をまかなうことが難しい状態です。
戸建住宅への影響
木材の供給不足・価格高騰が起こるということは、主に
①納期
②購入価格
への影響が想定されます。
①納期…従来よりも、完成までの時間がかかることがある
住宅業界では「いつ」「どのくらいの価格で」建築木材を仕入れられるのか、先行き不透明な状態が続いています。良い条件で土地が見つかったとしても、家が建てられない、もしくは工期が大幅に遅れてしまう可能性があります。
②購入価格…同じ仕様でも、以前より金額が高くなることがある
木材が不足すれば、それに伴って建築木材を使用する住宅価格も高騰します。ウッドショックの影響でこれまでにないほど仕入れ値が高くなっている建築木材もあり、従来の相場と同じ価格では住宅を購入できない可能性があります。
【ポイント】
・ウッドショックにより、家の「納期」「購入価格」に影響が出ていることがある。
住宅会社は大丈夫?
ウッドショックにより受けている影響や対策、経営状況は各社により異なります。仕入れ方法や生産体制がさまざまななため、一概に「大手だから」「個人経営だから」など会社の規模で影響の大小を判断できるものではありません。大事なのは、自分が興味を持っている会社が今どのような状況かということ。全国的にはいくら回復に向かっていたとしても、我が家を任せたい住宅会社が家を建てられる状況でなければマイホームは実現できません。逆に言えば、周りがどんな状況であろうとお願いしたいその1社が対応可能であれば、今からでも家を建てることができるのです。
【ポイント】
・ウッドショックの影響は会社の規模の大小によらない
・大事なのは「自分が建てたい会社がどんな状況か」を知ること
今は家を建てるべきではない?
各社により状況が異なるため、「急いだ方がよい」とも「今は様子を見た方がよい」とも言い切れません。
ただし、「いま何も行動しない」というのはもったいない!木材が供給不足に陥り価格が高騰するウッドショックは、回復の見通しはまだ立っておらず、影響が長期化する可能性もあります。そんな中でまず大事なのは、情報収集。いざ建てようとなったときに、準備が不十分ではなかなか家づくりは思うように進みません。家づくりのイメージを膨らめるため、見学会などのイベントに参加しておくのもおすすめです。
【ポイント】
・家づくりを急ぐ必要はないが、準備はしっかりしておこう
・見学会などに参加して、マイホームのイメージを持っておこう
静岡・愛知で家を建てたいあなたが今できること
自分がマイホームを建てられるかどうかを知るには、住宅会社に話を聞くのが一番の近道。入居の希望時期、家の仕様、予算などがすべて決まっていなくても、気になることがあったら気軽に相談してみよう。来店予約等で時間を確保してもらっておくと、じっくりと話を聞くことができるので安心。
【ポイント】
・自分の要望や状況を伝え、気になることはどんどん聞いてみよう
・住宅会社といろいろ話すためには、予約して時間を確保しておくのがよい