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ニッチって何?新築での後悔ポイントや失敗しないための注意点を解説

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新築戸建てでニッチに失敗?よくある後悔ポイント

新築戸建てのニッチで失敗するケースを事前に知っておくことで、あらかじめ対策することが可能です。ニッチに関する失敗の多くは、イメージしていた使用感と異なることが原因です。
この章では、ニッチの失敗事例を4つ紹介します。ニッチの定義や失敗例を知って失敗を防ぎましょう。

 

そもそもニッチとは

ニッチとは、壁や柱をくりぬいたスペースのことで英語の「niche」が語源となっています。
新築戸建てに設置されるニッチにおいても「隙間」というイメージが強く、壁や柱との段差部分にインテリアを置いたり、散らかりやすいスイッチ類をまとめておくスペースとして利用することが可能です。


そのため、ニッチを家の以下のような場所に設置して活用することで、デザイン性や利便性の向上が期待できます。

 

  • ・玄関
  • ・階段
  • ・居室
  • ・リビング

 

上手く活用できると便利なニッチですが、使い勝手や用途をしっかり考えて作ることが重要です。

 

失敗①ニッチに飾るものがない

ニッチに関する失敗事例において、そもそも飾るものがないというケースがあります。
ニッチはインテリアを置くスペースとして活用できますが、広さによっては物を置くことが難しくなります。
そのため、ニッチに合うインテリアなどが用意できず、結果的に有効活用できないスペースになってしまうことも多いです。

 

このような失敗をしないためにも、あらかじめ飾るものを決めておくことが大切です。さらに、ニッチのサイズを決めておき、有効活用する方法をイメージしておきましょう。

 

失敗②掃除が面倒

ニッチはホコリがたまりやすく、掃除の頻度が増えるのがデメリットです。
また、ニッチにリモコンなどを置いている場合にはホコリがたまり、故障の原因になることもあります。
こうしたトラブルは、ニッチを活用するしないに限らず起きる可能性があるため、注意が必要です。

 

失敗③ボードが浮き出てきた

柱もしくは壁をくりぬいてスペースを確保するニッチは、ボードを設置することで空間を維持しています。
壁や柱の中にボードが埋め込まれている状態になっており、家全体の収縮によってボードが浮き出たり壁紙との接面が剥がれたりするトラブルが起きます。
そして、こうしたトラブルは新築戸建てに住んだ直後ではなく、数十年経過したタイミングで発生するため注意が必要です。

 

この失敗事例は対策することが難しく、壁紙や柱のリフォームによって原状回復させることになります。将来費用がかかることを想定しておきましょう。

 

失敗④スイッチニッチはいらなかった

新築のリビングにあるスイッチニッチ
スイッチニッチとは、スイッチ類を1箇所に固めたスペースのことです。
リビングなどの広い空間はスイッチがばらけてしまいますが、スイッチニッチを設置することでON/OFFの管理をスムーズに行うことができ、朝の点灯や夜の消灯の効率性が高くなります。

 

しかし、実際にスイッチニッチを設置するためには裏側にある配線も1箇所に固めることになるため、配線が長くなり工事費用が高くなるのが注意点です。
また、実際に住んでみるとスイッチのON/OFFに面倒を感じず、スイッチニッチ自体が不要だったという失敗事例も多くみられます。

 

ニッチを設置して、おしゃれや効率性を重視したにも関わらず、有効活用できなければ意味がありません。新築戸建てにニッチを検討する際には、これらの失敗をしないような注意が必要です。

 

ニッチのメリット

失敗することもあるニッチの設置ですが、適切に使用することでメリットとなるケースもあります。この章では、ニッチのメリットについて解説します。

 

おしゃれ

柱や壁に凹凸ができることで、空間を広く演出することができます。
たとえばスキップフロアやダウンフロアといった間取りは、同じ面積のリビングでも視覚的に広くなり、アクセントとなることからおしゃれなイメージを与えることが可能です。

 

このように、凹凸を作ることで居室やリビングはおしゃれな空間となり、ニッチを設置した場合でも同様の効果を得ることができます。
ただし、ニッチに多くの物を置いていると雑然としてしまうため、空間を意識してニッチを使用することが重要です。

 

スペースを有効活用できる

ニッチがなければただの壁だったところを、ニッチを作ることでインテリアなどを置くスペースができます。
これ以外にも、以下のような使い方によっては幅広く有効活用することができるスペースとなります。

 

  • ・家族の予定が分かるカレンダーを置く
  • ・芳香剤置き場にする
  • ・車、自転車の鍵を置くスペースにする

 

ニッチは、活用方法を十分に検討することが重要です。

 

スイッチを集めてスタイリッシュにできる

スイッチを集めることで部屋がすっきりするため、スタイリッシュな雰囲気にすることが可能です。


スイッチをただの電気設備ではなく、スタイリッシュに有効活用するという意味でも、ニッチは便利なスペースといえます。オリジナル性が高い内装を目指したい人には、ニッチの設置はおすすめです。

 

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後悔しやすいリモコン、インターホンニッチ

後悔しやすいリモコン、インターホンニッチ

スイッチニッチはスイッチ類を1箇所に集めたニッチですが、よく似た使い方でリモコンやインターフォンを固める方法もあります。
これらはリモコンニッチやインターホンニッチと呼ばれますが、設置する際のポイントを押さえておかなければ、後悔することにもなりかねません。

そこでこの章では、後悔しないリモコンニッチやインターホンニッチの設置を目指すために、押さえておくべきポイントについて解説します。

 

どこに作るか

給湯器やエアコン、照明のリモコンを固めたスペースがリモコンニッチとなるため、全ての家電にとって最も都合の良い場所に設置することが重要です。

 

インターホンもニッチに設置する場合には、キッチンや普段座るリビングソファから近い位置に設置し、移動距離が短くなる工夫をしましょう。家事動線や生活動線の効率が最も良くなる場所に、ニッチを設置することが重要です。

 

どのくらいのスペースにするか

ニッチは大きすぎると掃除の手間が増え、小さすぎると有効活用することができず無駄なスペースになってしまいます。
特にリモコンニッチやインターホンニッチは比較的大きなスペースを必要とするため、余裕を持ったサイズになっているかを確認することが必要です。

 

配置

リモコンニッチやインターホンニッチを有効活用するためには、設置場所や大きさ以外にも「ニッチ内でどのように配置するのか」という点も重要になります。

 

なぜなら、リモコンとインターホンはそれぞれ大きさが異なるため、うまく設置しなければ余白部分が気になるレイアウトになってしまうからです。手に取らなくとも作動するリモコンであれば、端に寄せておく、のような効率性も重視したい点です。

 

ニッチで失敗しないための注意点

ニッチはメリットもデメリットもあるため、失敗しないためには注意点を事前に押さえておく必要があります。
この章で解説する、ニッチで失敗しないための3つの注意点を把握して、納得した上でニッチのある新築戸建てを検討することがおすすめです。

 

本当に必要か考える

ニッチがなくても生活できないわけではありません。必要最低限の暮らしをする上では、不要なスペースともいえます。しかし、ニッチがあることで生活を豊かにできるというメリットもあるため、必要性を十分に検証することが必要です。
 

あとから追加で設置するのが難しいため、事前に要不要をしっかり検討しましょう。

 

おしゃれだからと作りすぎない

ニッチを作ることでおしゃれな空間になりますが、作り過ぎるとアクセントが薄くなり、掃除箇所も増えてしまいます。前述したニッチの必要性と合わせ、適切な数のニッチを設置することが、重要なポイントといえます。

 

具体的に活用法を決めてから作る

ニッチに置く小物や写真立て、リモコンなどを具体的にイメージしておくことで、ニッチを有効活用することができます。小物や写真立てはニッチのサイズや奥行きによっては設置できないこともあるため、注意しましょう。

 

このような失敗をしないためにも、ニッチは具体的な活用方法を決めてから作るのがおすすめです。

 

まとめ

ニッチは壁や柱にアクセントをつけることができ、おしゃれな空間を演出することができるためおすすめです。
しかし、使用方法によっては後悔することも多いため、家族のニーズに合わせて作るようにしましょう。

 

ニッチを有効活用することで、生活の質を向上させることができます。家族でしっかりと話し合い、使い方を事前に決めておくことがおすすめです。

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イエタテ編集部
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