2018年9月(3年3か月前):土地を見つける
Fさんの両親の家の向かいに、広々とした土地(農地)が空いているという情報が届く。「なるべくなら両親の家のそばに」という願いも叶えられる条件だったため、すぐに宅地への転用手続きを開始します。
住宅会社決定!
家づくりは地元の同級生であり、親交の長い友人が建築士を務める「北伸建設」一択だったそう。
その理由を尋ねると「担当の秋山さんのご自宅を含め、実際に何軒も新築の家を見せてもらっていましたが、どれも素敵で自分たちが理想とする家に近いと感じていました」とFさん。とくに魅力だと感じていたのは「木の使い方」とのこと。
2021年8月(2年5か月前):家づくりスタート
「どのような家を建てるのか」の計画を開始。雑誌やインターネットで情報収集を行なったそう。デザインや雰囲気は主に雑誌を参考に。自分たちがどんな家に住みたいかを話し合い、まずは夫婦で頭の中の整理を進めます。
住宅会社とのイメージ共有
Fさんご家族が家づくりにおいて入念に準備をしたのが、理想のイメージの収集。
さまざまな雑誌で木の家の特集を見つけて、洗面所やキッチン周りなどポイントポイントでスクラップしておき、それを担当者と共有しながらデザインのイメージを伝えていったそう。加えて、理想の暮らし方を伝えながらプランを進めていきます。
間取りプラン提案に感動!
当時はウッドショックの影響を受けて、資材の金額が揺れていたタイミング。担当の秋山さんが提案してくれたのは、広々としたLDKと周囲の景観に馴染む木の外装の平屋建てでした。
「いただいたプランに感動しました。平屋は難しいかもしれないと思っていましたが、予算も範囲内だったので『これでお願いします』とすぐにお伝えしました」とFさんは話します。
2022年4月(9か月前):着工
まっさらな土地の上に少しずつ形になっていく家の基礎。「いよいよ自分たちの家が作られていく…と思いながら、どこか夢心地だった」と当時を振り返ります。
現地を見にいくのが楽しみ!
工事中も頻繁に現場を訪れていたFさん。キッチンカウンター前に設けたスタディスペースをはじめとする造作家具や収納のサイズ、壁に配するニッチの高さなど、現場を見ながら生活のイメージをさらに具体的にし、必要なことを相談・決定していきました。
「小さなことまで細やかに相談に乗ってくださり、希望を叶えようとする姿勢が嬉しかったです」と奥さま。
2022年9月(4か月前):完成・引渡し
なんでも言える信頼関係のうえ、丁寧にコミュニケーションを重ねて完成させたマイホーム。「理想をあれこれ伝えたら、その通りになりました」とFさん。
自然環境に合わせた住まい提案
「八ヶ岳の麓、標高約1000m。山から吹き降ろす風が強いエリアということで、全館空調システムやトリプルサッシの採用を提案していただき、室内の温熱環境まで考えてくださいました。おかげで冬も快適に過ごすことができています」とおふたり。地元を知り尽くした建設会社だからこそ、デザインや間取りのみではない、本当の住み心地まで追求できたようです。
家族みんなが笑顔になれる距離感
もっともこだわったというリビングは、自然素材を積極的に採用。ゆったりくつろげる広さと十分な日当たりのある抜群の居心地を実現し、家族それぞれにお気に入りの過ごし方ができる空間となっています。
「適度なパーソナルスペースがあるからか、小さな子どももずっと家にいてもストレスを感じていない様子でした」と奥さまは嬉しそう。
家づくりの先輩に聞きたい3つの質問
家づくりで大変だったポイントは?
ウッドショック、そして資材の価格が安定せず設備メーカーが相次いで値上げを行うタイミングだったため、「価格が変わる前に」と色々なことを急いで決定しなければならず、ちょっと焦りました。
家づくりでやっておいてよかったことは?
建てたい家のイメージをしっかり固めておくことと、それをきちんと担当者さんに伝えることです。「北伸建設」の秋山さんは基本NOとは言わず、私たちの希望をなんとか実現する方向を考えてくださいました。
家づくりでちょっと後悔していることは?
後悔…というほどではないのですが、家の構造上の問題で洗濯をする場所と干す場所を同じにすることは叶いませんでした。けれど、回遊動線を計画することで家事のスムーズさは解決されています。
参加した住宅見学会:1社
見積もり依頼した会社数:1社
家づくりにかかった期間:4年1か月
家族構成:夫(40代)、妻(30代)、長男、次男
〈HOUSE DATA〉
建築会社:北伸建設
土地面積:499.17㎡(151坪)
延床面積:165.28㎡(50坪)