玄関の土間スペースから続く通路が、空間を無理なくゾーニング。向かって左が家族の集うLDKで、右側は寝室や子ども室のプライベートエリアとなる。生活の変化に応じて仕切ることも可能だが、子どもが小さいうちは部屋ごとのドアや壁は作らず、一体感を感じながら過ごす予定だそう

シンプルな箱型の外観フォルムと、深い軒がもたらす陰影が目を引く「TRETTIO VALO（トレッティオ・バロ）」の平屋。吹付塗装とガルバリウムを組み合わせた外壁に、木々が揺らめく庭のデザインがよく似合う

大きな窓から注ぐ光が、勾配天井のあるLDKいっぱいに広がる。何十年先でも快適に過ごせるオープンな間取りと、一年中適温が続く性能が心地よい暮らしを生み出す

キッチンやダイニングから、玄関通路を挟んで反対側を見渡せるつくり。家のあちこちを移動しながら遊ぶ我が子をいつも見守れるため、安心して家事ができる

キッチンの奥にはトイレや洗面、浴室などの水回りを用意。リビングが開放的な反面、プライベートなスペースは外から見えないデザインに

寝室や子ども室は必要があれば間仕切りできる可変性のある設計。子どもが巣立った後は趣味部屋として使うなど、ライフスタイルに合わせて活用できる

子ども室の一つはロフト付き。内装デザインはごくシンプルなため、将来どんなインテリアにも馴染む

通路沿いにある扉付き収納は大容量。生活感のあるものをすっきりと隠せるのがうれしい。奥には勝手口のドアがあり、暗くなりがちな平屋に優しい光を届けてくれる

シンプル＆モダンな玄関ホール。向かって左側に進むとご主人と仲間が集う麻雀部屋、右側が家族のLDKになっている

向かって右側、子ども部屋への階段を腰壁ではなくアイアンの手すりにしたのは「透ける」仕掛けのひとつ

向かって右側、子ども部屋への階段を腰壁ではなくアイアンの手すりにしたのは「透ける」仕掛けのひとつ

兄妹の好みに合わせて壁紙やカーテンをセレクト。子どもたちが小さいうちは広いワンルームとして使い、成長に応じて2部屋に仕切ることもできる

小さいうちはワンフロアの遊び場として使い、成長に応じて2つにセパレートする予定の子ども部屋

屋外の中庭を通って主寝室へ向かうという独特な動線。ご主人の仕事場からもアクセスできる。右側に見えるスキップフロアは子ども部屋

無垢の床の上を走り回る子どもたち。小さいうちは1室の広いプレイルームとして使い、成長に応じて2部屋にセパレートする予定

2階の子ども部屋。小さいうちはワンルームの遊び場として使い、成長に応じて間仕切りも可能。広くて居心地がよすぎると1階に降りてこなくなるため、あえてコンパクトなサイズにした

双子の男の子専用の子ども部屋。まだ小さいうちは3姉弟が一緒に遊べるようワンルームとして使い、必要に応じて間仕切りすることも。飽きのこないよう、建具もシックな色でコーディネートした。天窓から柔らかな光が降り注ぐ気持ちいい空間

「キッチンで料理をしているとき、例えば鍋を火にかけている間にちょっと何かできれば」という奥さまのイメージに沿って、キッチンの真横に作られたママクローク。パントリーを兼ねているため、向かって右側に食材保管用の棚、左側に書き物や作業をするカウンターと本棚を設けてある。「小さくても自分だけのスペースがあるのがすごく気に入っています」と奥さま。アクセントクロスはじっくり検討して自分の好きな色柄を選んだそうだ