「眺めのいい高台」の立地を希望し、同社と一緒にじっくり探した。壁や柱を上下に配置しやすい総2階の構造は、耐震性を高める効果にもつながっている

床は無垢の富士ヒノキ、壁には珪藻土を採用。家族が集うDKは天井を一段下げ、落ち着きを添えた。左手の窓の先はウッドデッキと庭が続き、広さと明るさを室内にもたらす。奥の壁沿いに設けられた造作カウンターは宿題やお絵描きに活躍

木のナチュラル感とグレージュカラーでまとめ、奥さまが好きな北欧テイストを感じさせる空間に仕上がった。小上がりの和室を含めて22畳の広さをもつが、役割が穏やかに分けられ、どこにいても居心地よく過ごせる

小上がりの和室はLDKとの一体感を考慮しつつ、ロールスクリーンにより、仕切れるようになっている

キッチンに立てばLDKや小上がりはもちろん、右手のダイニングやウッドデッキの様子も目が届き安心

玄関から富士ヒノキのさわやかな香りで満たされる。天井にはレッドシダーが張られ、帰宅や来客の訪問をあたたかく迎えてくれる

帰宅してすぐ手を洗えるよう、玄関の近くに洗面台を依頼。造作＆タイル張りの洗面台は、ふんだんに木が使われる室内の雰囲気にマッチする

2階にレイアウトされた洗面室兼ランドリールーム。洗濯がコンパクトなスペースで完結するだけでなく、ウォークインクローゼットが近いため、衣類の移動も少なく済む。カウンターや棚は大工さんによる造作

26畳のLDK。見える場所には構造柱は見えないように施工して、エアコンはビルトインに。さらに、天井まで届く窓を採用したことで、いっそうの開放感が生まれた。高台に建つため、カーテンなしで自由奔放に暮らせる

壁いっぱいの窓から光がたっぷりと射し込む明るいリビング。建物の耐震性を高める柱、クロスの筋交いをあえて見せるデザインや、折り上げ天井に木目調のクロスを採用し、インテリアのアクセントに

奥さまの希望でＬＤＫのアクセントに黒いアイアン階段を使用。開放感を意識してストリップ階段にし、壁を設けずに構造柱を黒く塗って意匠性を高めた

構造上どうしても必要な柱と梁を活かして、「ヌック」を設けた。長女が絵本を読んだり、YouTubeを見たりするのはもちろん、ご主人と奥さまもここで一緒にくつろぐことが多い

総北米レンガの外観に白いコラム柱とアイアン手すり、フォレストグリ－ンの飾り雨戸が映える。レンガはメンテナンスフリ－で経年美を楽しめ、「ブリキットシステム」施工で耐震性も向上。通常より30cm高い基礎を採用し、地震や洪水などの災害にも強い

柱や梁はもちろん、クローゼット内の壁材に至るまで県内産の無垢材を使い、しかも、その都度製材所に発注して仕入れるのが同社のこだわり。全棟構造計算を行い、耐震等級3を取得しているので、永く安心して暮らすことができる

玄関を入ると高さ7.5mの吹き抜けが広がる大空間。内壁沿いに光廊（光の通路）をめぐらせ光と風を通す構造に。天井に柱を集め開放性、耐震性ともに優れた設計を実現

駅近で南面道路の好立地に建つT邸。白い外壁で統一した平屋のような外観は、カフェのようにオシャレな雰囲気。建物は長期優良住宅で省令準耐火構造、耐震等級3相当で、高気密・高断熱により室内は年中快適。太陽光発電も採用し、省エネも実現