実家の敷地内に建つ、平屋のＭ邸。こうしておけば良かったと後悔するところがないというほど、満足できる家が完成した。同社のモデルハウスは、木の家で暮らしたいというＭさんの理想通り。奥さまが気に入ったのは、使いやすさを追求したキッチンの造作収納。ご主人は、飴色に変化しつつある無垢材など、モデルハウスの経年変化に魅力を感じた。家族が集うリビングは、小上がりの和室も設けて広々と。ホームシアターとしても使える小屋裏への吹抜け感も爽快だ。また、一緒に暮らす愛猫への思いやりを感じるしつらえも随所に。仮住まいのアパートでは2週間ほど落ち着かなかったが、新居には早々に慣れたのも「木の家で空気がいいからじゃないでしょうかね」と奥さま。小屋裏に使った柱や、家のあちこちにある古い家具、雑貨は、同居していた祖母が日常的に使っていたもの。新しい家にＭ邸の歴史を引き継ぐ役割を果たしているようだ。