「他のどこにもない、遊び心のある楽しい家にしたかったんです」と話すKさん。27畳ものLDKは、ご主人が筋トレをするためのうんていを設置したり、現しの梁にブランコやハンモックを吊り下げるなど、家にいながら公園で遊んでいるみたいにテンションが上がる。リビングの一角にあるスキップフロアはウッドデッキ、庭へとつながり、より開放的な雰囲気に。木のぬくもりを活かしたデザイン壁が空間のアクセントに添える。また、スケルトンの階段下にベンチを造作するなど、要所要所に座れる場所をつくり、家族やゲストとの会話を楽しむ。さらに、寝室内にはご主人がDVDを鑑賞するためのロフト、夫婦でコーヒーを飲むための水栓設備まで備えた。「建築家というと敷居が高そうですが、長坂さんは温厚で話しやすくて、予算をコントロールしながら提案してくれるので安心できました」と奥さま。大人が楽しいと感じる家は、子どもたちにとっても居心地がいい。