前橋・高崎
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「高気密・高断熱住宅であれば、吹き抜けを作っても寒くない」とたびたび聞きます。
以前、友人の新築の家を訪れた際、
リビング上が約6畳の広さの吹き抜けで、ファンが回っていました。
2階から冷たい空気が降りてきていて寒かったです。
もちろん1、2階とも暖房をつけていました。
C値0.25、UA値0.56で、
最近よくみる、「エアコン1台で涼しい、暖かい」という
ふれこみのところで建てたそうです。
結局、高気密・高断熱住宅でも
吹き抜けを作ると寒くなるものなのでしょうか。
やはり吹き抜けはやめた方がいいのでしょうか?
みなさんのご意見やアドバイスなど、聞かせてください。
少しだけ回答させて頂きます。
吹き抜けがある方が、多少は室内環境に不利になると思いますが、
施工者が高気密・高断熱を理解して造っていれば
そんなことにはならないと思います。
弊社がH28末に竣工したM様邸では、
冬の寒い日でも無暖房で15℃を下回りませんでした。
以下が考えられる要因です。
1)C値とUA値のバランスが悪い。
弊社では、C値0.4(現場実測)UA値 0.34(エネルギーパス算定)という内容です。
2)室温を気にするよりも湿度をコントロールすること
3)空気の流れをコントロールできていない。
弊社も高気密・高断熱を主としておりますので、
あとは直接連絡いただければと思います。
こんにちは。セルコホーム浜松です。
高気密・高断熱の家は、
温めた空気が冷えにくく、逃げにくいという特徴があります。
吹抜けのあるLDKは暖める空気の量が増えるので、
快適な温度になるまで時間がかかりますが、
一度快適な温度になれば、それをキープする能力が高いのが高気密・高断熱住宅です。
ですから、ご友人のお家も快適な温度になってしまえば、
吹抜けを楽しめる素敵な空間だったと思いますよ。
おそらく、ご友人のお家は、
2階のホールと繋がりを持った吹抜けになっていたのではないでしょうか?
もし、ご質問者様が吹抜けを希望しており、寒さが心配な場合は、
2階のホールとの間に壁を作り、
独立した吹抜けを作ると、快適な温度になるまでの時間がかからなくなりますよ。
はじめまして、低燃費住宅静岡の中嶋と申します。
今回の件は、コールドドラフトが原因だと思います。
シーリングファンは、夏は下向きに風を送り、冬は上向きに風を送ります。
これは冬に下向きで風を送ると風が直接体に触れ寒さを感じるので、
上向きにして、天井に風を当てることで、
天井に溜まった暖かい空気が壁際を伝って1階に降りてきます。
C値0.25はとても良い気密性能を出していますが、Ua値が気になります。
想像になってしまいますが、おそらく窓の性能が悪いのではないのかと思います。
シーリングファンで風を動かし、壁際を通ってくる風は、性能の悪い窓に触れると
空気が冷やされ、寒さを感じるようになってしまいます。
窓の性能U値が1.0W/㎡・K以下であれば、ドラフトが起きないと言われています。
この数値はペアガラスでは出ない数値になります。
高気密・高断熱住宅は、トリプルガラス・樹脂サッシが必要になります。
高気密・高断熱住宅にも、いろいろな性能がございます。
ちなみに弊社の性能は、
C値 0.2以下 Ua値 0.28
サッシはトリプルガラス・樹脂枠でU値 0.78
になります。
エアコン1台・床暖無しです。
低燃費住宅では吹抜けをお薦めしています。
なぜかと言いますと、吹き抜けを設ける事で
家全体の空気を吹抜けで動かし、家全体の温度の差を無くす事に使用します。
もちろん、冬でも寒くは無いです。
これは説明ではなかなか伝える事は難しいので、
実際に体験して頂ければ、嘘なのか本当なのかを知っていただけると思います。
ご質問の文面だけでは分からない所もありますので、
幾分想像を含めて考えてみます。
(1)ファンが回っている
もし、下向きにファンが回っていたとしたら、
風を感じてしまいますので、使い方が間違っています。
冬に室内の空気をかくはんするため、
シーリングファンを回すなら、上向きにする必要があります。
(2)C値0.25、UA値0.56
隙間を表すC値0.25は立派な数値です。
気密性に問題はありません。
UA値0.56は断熱性能としてはまずまずです。
室温が22℃くらいまで暖まっていれば、
そんなに寒さを感じることはない断熱性能です。
(3)吹き抜けを作ると寒くなるもの?
吹抜けのあるリビングは、床から天井まで概ね5mの高さがあります。
気密の悪い家だと、その部屋の上下で温度差が出てしまいます。
ただ、このお家の場合C値=0.25ですからその心配はありません。
(どこかの窓が開いていたらダメです。)
室温がどの位あったのか記載はありませんが、
もともとの室温が少し低いことが原因かも知れません。
また、窓際にお座りになったなら輻射冷熱を感じ、
寒かった可能性もあります。
(輻射冷熱とは冷たい壁や窓ガラスから冷たさが伝わる放射です。)
寒さの感じ方は人それぞれなので、一概に正解を申し上げられません。
ただ、エアコンで暖房していたのなら、取付位置が原因かも知れません。
気流を直接感じてしまう場所にエアコンを取り付けていませんか?
弊社では一階の床と基礎の間に壁掛けエアコンを置き、
床下全体を温める「床下エアコン」を推奨しています。
この方法ですと、エアコンの気流を感じることがありません。
ですから、床からじんわりと家全体が暖まります。
断熱性能をどこまで上げればここ静岡で充分なのか?
これにはまだ明確な回答が得られていないのが現状ですが、
もし予算が許されるなら、UA値0.35位まで断熱性能を高めると、
ご質問のお家より2ランク位上の性能になり、より快適になると思います。
【結論】
ただ単に、エアコンを壁の空いている場所に取り付ける時代は終わりました。
間取りを考える際に、換気経路や暖房方法を考えることが必要です。
■小幡建設モデルハウスの事例。
C値0.19 UA値0.44のモデルハウスです。
14帖エアコン1台で1階15坪・2階15坪ロフトあり
総二階で30坪の家ですが、
エアコン23度設定で家じゅうどこでも22度です。
吹き抜けにはなっていないのですが、
玄関・リビング・階段・2階子ども部屋のすべてにドアがなく、
開放的になっており、暖かく快適ですよ。
家の中に冷気はないですね。一度体感ください。
こんな家なら吹き抜けでも大丈夫です。
まさに普通エアコン1台で24時間365日家じゅう冷暖房の家です。
ちなみに1か月の暖房費は6,000円から7,000円かな?
年間冷暖房費は53,000円程度の予定です。
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