前橋・高崎
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天気の良い休日。ウッドデッキにテーブルと椅子を出し、自然に囲まれた贅沢な景観を眺めながら少し遅い朝食を満喫。昼になったらテーブルはプールに。子どもと一緒になって水遊びを楽しむ。もうすぐ2歳になるお子さんを持つMさんご夫妻は、子育てに奮闘しながらも時にはそんなスローライフを満喫している。「子どもが3歳になったら柴犬を飼うと決めているんです。犬と一緒に走り回るこの子を見るのが今から楽しみで。そのためにリビングから土間、ウッドデッキを繋がった一つの空間にしました。」と語るのは奥様。今はグリーンが彩りを添える土間を見ながら、新しい暮らしに思いを馳せている。
Mさんが選んだ平屋は、家事動線が短く掃除も洗濯もラクラクで、共働き夫婦の家事負担を軽減してくれる。ワンフロアで生活が完結するので、老後の暮らしも安心。心配していた収納力は、1.5階にロフトを確保したことでスッキリ解消された。ロフトのフリースペースは、子どもの遊び場と読書好きな夫婦のライブラリーとして活用。
多忙な毎日を送るご夫婦にとって睡眠はとても貴重な時間。以前のアパートでは夏の暑さや湿気、冬の寒さでよく眠れないことがあったという。新居に住んでからは寝つきがよく、朝も気持ちよく起きられるので、仕事にも子育てにも全力で取り組める。自然素材をふんだんに使い、建物を断熱材で覆う外張り断熱を採用する『サイエンスホーム』が、ご夫婦の暮らしをより豊かにさせた。「住んでから1年半経ちますが、まだ木の香りがするんですよ」と奥さま。自慢のヒノキの床がどんな表情に変わっていくのか、子どもの成長とともに楽しみにしているそうだ。
1階全体を広いLDK+畳コーナーにして、家族がいつも一緒にいられる空間に。肌触りのいいヒノキの床の経年美も楽しみ
ほっと落ち着けるフリースペース。ロフトに4部屋を確保したことで、収納も充実
広い土間と一体になったリビング。勾配天井とリビング階段で平屋とは思えない開放感を実現
宿場町の茶屋のような佇まいを見せるM邸。高台にあるため、ウッドデッキから贅沢な眺望を楽しむことができる。日本建築伝統の切妻屋根、外壁の杉板の鎧張りが住まい手の個性を発揮
リビングとつながる畳コーナーは間仕切りも可能。客間として使うほか、子どもが風邪をひいたときの隔離部屋になったり、多用途に使えて便利
家族がどこにいても見渡せる位置にキッチンをレイアウト。カップボードも無垢材で造作
建物の外周をL字型に囲んだウッドデッキ。天気の良い休日はテーブルと椅子を出して遅い朝食を囲んだり、BBQや子どもプールも楽しめる
(株)好文堂代表取締役。早大卒業後、リクルート、浜松百撰を経て2007年独立。住宅、スポーツ、企業紹介、学校案内、人物インタビューを得意とする。著書「失敗しない家づくりの法則」。静岡コピーライターズクラブ(SCC)会員。