軒高を超える自然樹形の樹木を配し、周辺への圧迫感をやわらげている

敷地の高さを最大限に生かしたリビング空間

テレビの背面には石張りを採用し重厚感のある仕上がりに

キッチンからはリビング全体が見渡せる

46.8帖のLDK空間

階段下は一段上げてカーペット敷きに

立体感のある外観デザイン

ポーチは軒柱を格子状に立て、圧迫感を排除

外構に配した植栽は樹種にもこだわったというMさん。「艶のある緑やマット系の樹木を配置しながら、花は白系に限定し建物と外構の一体感を意識しました。オープン外構にすれば、お手入れも趣味として楽しめ、暮らすほどに愛着が増す家になると思いました」

白を基調にした明るいダイニング。3mの天井高で開放感抜群。高窓をつけて、日中の自然光をふんだんに取り入れる

25畳を超える開放感あふれるLDK。無垢材と自然素材を惜しみなく使った心地いい空間に、きれいな空気がゆったりと流れる。天井高を変えたことによって生まれたデッドスペースに、ご主人が鍛えるための雲梯を造作した

天井高4m超えの開放感あふれるダイニングキッチン。パブリックからプライベートへ移り変わる空間をグラデーションでデザイン。各部屋が雁行しながら連続することで、部屋のすべてを見渡すことができないけれど、かえって奥行きを感じさせる

天井は一般的な住宅より20cm低い2,200mmながら、まったく圧迫感がない。明るすぎない室内、無垢と自然素材の手触り、きれいな空気、高断熱・気密性能など、すべてが科学的根拠に基づいており、快適な家づくりの理にかなっている

無垢と珪藻土に包まれた空間は、庭とのつながりも自然。深い軒に守られたウッドデッキが内と外の境界をあいまいにし、一体感を深めている

リビングのテレビボードの背面の壁に用いたのは、石材タイル。これにより真っ白な空間にインパクトとリゾートホテルのような高級感をプラスしている。ランダムな色と形は自然のままに。間接照明の陰影もインテリアのひとつになる

リビングはダイナミックな吹き抜けを採用して、いっそうの明るさと開放感をプラス。吹き抜け上部に配した3連の縦長窓や1階の開口部から、自然光がやさしく室内に注がれる

広々とした敷地に立つ平屋の外観。軒を深くしてデッキを設け、建物と庭との一体感を強調している。南面に設けた掃出窓から室内に光と風を取り込み、自然の心地よさに包まれた暮らしが叶った