前橋・高崎
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1974年、安城市生まれ。幼少期からものづくりが好きで、大学の建築科を卒業後は、愛知県内のビルダー、工務店勤務を経て、32歳で独立。社長業にとどまらず、施主さんとの打合せ、設計、現場管理まで直接携わる。生涯現役を宣言し、“デザインでお客さまを救う家づくり”に人生を捧げる覚悟。休日は最愛の奥さまと外出してリフレッシュする。
ダークブルーのジャケットにロマンスグレーがダンディな稲垣さん。同社の社長であり、情に熱く涙もろい設計士でもある。住宅建築の豊富な経験に裏付けされた高い提案力が大きな安心を感じさせてくれる一方で、施主さんの幸せを想うあまり、つい冗舌になってしまうこともあるという。「人生最大の買い物だからこそ、家づくりを楽しんでほしい」をモットーにしており、施主さんとの打合せにもいつも笑顔が絶えない。そして、何より稲垣さん自身が普段から家族と過ごす時間をとても大切にしている。だからこそ、施主さんがいつまでも楽しく快適に暮らせる家づくりを提案することができるのだ。
ペンケースは長女、ステッカーは次女から。商談中熱くなって、つい喋りすぎてしまうので、「だまれ」のステッカーを貼って自身を戒めているというのがなんともほほえましい。
S邸の外観には窓がない。にもかかわらず、広い中庭を設けたことで全室に光が届き、外観からは想像もつかないほどの明るさで満ちている。また、外からは間取りが推測できないつくりにより、プライバシーを確保しながら、カーテン要らずの開放的なライフスタイルを実現。さらに廊下や軒といった無駄を徹底して省き、コストを軽減。コンパクトに建てて豊かに暮らせる『SIMPLE NOTE』らしい、ちょっと贅沢な平屋だ。
「デザインにはすべて理由がある」という『SIMUPLE NOTE』のコンセプトに共感したTさん夫妻。“贅沢なのにムダがない間取り”の主役は、日当たり、通風、プライバシーをクリアした「中庭」だ。安心して走り回れる子どもの遊び場に、周囲の視線を気にしない物干し場にと大活躍し、日常を豊かにしてくれる。また、必要な場所に設けた大型収納が片付けと掃除の時間を短縮。ちょうどいいサイズの平屋で、子育て中も将来もゆとりある時間を過ごせるミニマルな家が完成した。
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