前橋・高崎
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出迎えてくれた長男のSくんに導かれて、室内に足を踏み入れて驚いた。そこに待っていたのは、外からは想像もつかない、明るさに満ちたLDK。通りから視線が届かないため、カーテンが必要のない空間。たくさんの光が注ぎ、ふと目に入る青空が気分を軽くする。Sくんは、中庭を横切ったり、ぐるっと回って反対側から現れたり。夏にプールが置かれる中庭は、キッチンから目が届き、親子双方にとって最高の遊び場だ。
家づくりで大切にするものは、家族ごとそれぞれ。Kさん夫妻の場合は、“デザインとコストのバランス”。多様な会社を巡ったものの足踏み状態が続いていたとき、転機となったのは『ティアラホームスタイル』の見学会。お二人が衝撃を受けたと話す外観のスタイリッシュさと中庭のある暮らしの提案。そこに理想が重なり、「あ、空がある!」と見上げたSくんの笑顔が背中を押した。
デザイン性が目を引くが、何より注目すべきは、家事ラクや暮らしやすさに対する要望も随所に散りばめられている点だ。雨の日のストレスをなくし、自転車や外遊びグッズなどが置ける玄関ポーチ。洗濯機と物干し場の間にレイアウトされたファミリークローゼット。そんな暮らしのシーンに応じた、たくさんの“こうしたい”が、時間をかけて、丁寧にプランに落とし込まれた。理由は中庭を通じて、家族それぞれの存在が伝わる安心を感じたいから。未来の暮らし方にまでデザインが行き届く住まいは、ずっと便利でずっと心地いい。
シャープなラインとカラーの切り替えが印象的な外観デザイン。外を閉じ、内に開くプランニングにより、室内は開放感に満ちているが、外からはプライバシーが守られる。玄関ポーチは3.7畳の広さがあり、自転車のほか外遊びグッズもたっぷり収納できる
ホワイトを基調にまとめたLDKは、大きな窓から明るさと開放感が招かれ、実際の広さ以上のリラックスで満たされる。建具もすべてハイタイプが採用され、空間にゆとりを生む
奥には和室が続き、建具を開けばさらに開放感がアップ。ハンモックを吊り下げるフックも依頼
目が届く場所に造作デスクを用意。正面の壁はおたよりや作品を貼れるようにしてもらった
キッチンからはLDKはもちろん、玄関の出入りや中庭の様子も見通せるので料理中も安心
建物中央にレイアウトされた中庭は、たくさんの楽しさ、豊かさをもたらすプライベートガーデン。家中に光と風を巡らせるだけでなく、周囲からの視線を気にすることなく、バーベキューや水遊びを楽しむことができる。水道も完備
玄関からスタイリッシュな仕上がり。飾り柱が空間のアクセントとして機能する。左手にハンガーラックを備えた収納が用意されているが、日常使いの上着やバッグをさっと掛けられるよう、動線となる壁にフックを取り付けてもらった
家族構成の変化に対応できるよう、分割できるつくりとした子ども部屋。中庭をはさんでLDKと向かい合うように配され、お互いの存在をやわらかく伝える
トイレは落ち着いたトーンに。トイレを斜めに配置するスタイルは、同社事務所を参考にしたそう。ニッチのペーパー置き場も便利
住宅ローン減税の制度が変わる前にとスタート。大手は予算オーバーで、ローコスト系は理想に届かず。そんなときチラシに惹かれ、『ティアラホームスタイル』へ。
吉田町出身。静岡大学工学部卒業後、医療用具メーカーにて製造マシンの設計・製作に従事。ある事故をきっかけに、“うれしさの近くにある仕事”をと考え、2002年にデイクリップをスタート。