前橋・高崎
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彩り豊かな木や花が迎えてくれるアプローチを進み、天然の錆び石が敷かれた玄関へ。室内に上がると、大きな吹き抜けの広がりにホッとする。すでに二人の息子さんは成人し、夫婦それぞれに仕事をもって忙しい日々を送っているYさん夫妻。緊張感のある1日を終え、帰宅した時に感じるやすらぎが、心を解放してくれる。「ムダな空間がほしかったんです」と、奥さまが案内してくれたのは坪庭。木格子を通して差し込む光が玉砂利を照らす、何とも趣あるこの場所は、LDKのどこからでも眺められる。お気に入りのカップで楽しむ休日のティータイムも、この“余白”が時間の流れをゆったりと感じさせてくれる。
Yさん夫妻が新築を決めたのは、子育てを卒業してから。大人が落ち着けるゆとりの空間にしたいと、『TDホーム』をパートナーに選んだ。「シックな色合いや自然素材の雰囲気が、自分たちがイメージしていた理想そのものでした」。もともとアンティークが好きだった奥さまがコレクションしていた照明や家具、食器。それぞれに味わい深いインテリアが映えるように、一つ一つの空間を吟味しながらつくりあげていった。猫脚のダイニングテーブルや、アールヌーボー調のランプ。建替え前の実家にあった、思い出の欄間も大切に受け継いだ。
完成したのは、和でも洋でもない、Y邸ならではの個性をやさしく包み込んだ新居。「家に帰るのが楽しみになりました」と、奥さまが笑顔とともに話してくれた。
玄関へとカーブを描くアプローチの周りには、たくさんの木や花が。忙しい奥さまがあまり手をかけなくてもいいように、友人がデザインしてくれた
ボルドーパイン厚み20mmの無垢材とスペイン本漆喰で仕上げたLDK。窓辺はレースを手前に
2階ホール正面には丸窓とファンが。夜には星も眺められる
キッチンは対面式でありながらアイランド風の配置で動きやすく
モデルハウスの時計を、奥さまが何気なく「素敵ね」と。その一言を覚えていた『TDホーム』担当者からのプレゼント
ステンドグラスのランプは、奥さまが以前から収集していたもの。アンティークなインテリアによく似合う
二間続きの和室は玄関からも出入りが可能。思い出の欄間はまた違った味わいに
ランプのディスプレイ用スペースを階段横に。設計段階から決めていたため、コンセントも配置してすっきりと
外と内とをゆるやかにつなぐ坪庭は、和風に寄りすぎない趣で
それぞれ仕事を持ち、生活時間帯も異なる大人3人の暮らしは、一人一部屋で各自の生活スタイルを尊重する。LDKで一緒に過ごす貴重な時間も大切に。
フリーライター