事務所の反対側の壁はボルダリング仕様。写真左上にあえて現しにした制振ダンパーが見える

開放的な2階リビング：天井を高くできる2階にリビングを。床は材質と高さを変えて空間の切り返しの面白さを出している。内装の色は白・黒・茶に限定し、アンティーク家具が似合う空間に

事務所内部はベースを同社が造り、足場板のカウンターやモルタル天板はSさんが仕上げた

「オンとオフを切り分けたい」と、事務所と自宅を別棟に。外壁は3色のガルバリウム鋼板をセンスよく組み合わせている

事務所側は基礎を斜めにして壁も斜めに。雨どいを隠してすっきり見せている。芝生に埋めた枕木はSさん自ら施工した

左右で自宅と事務所に分かれるワイドな玄関ホール。目の前には中庭が広がる

中庭に面した寝室。将来、家族構成が変わった時に真ん中で間仕切りして分割できる造りになっている

キッチンからはフロア全体が見渡せ、子どもの様子もわかる。冷蔵庫、食器棚などは奥のパントリーに

耐震等級は最高等級3を確保し、制振ダンパーや吹付断熱まで標準装備された堅牢な家づくりに安心感を抱いたそう。「標準仕様の質が良いというのが率直な感想でした。会社のスケールメリットを活かし、低コストを実現しているとの説明にも納得感がありました」

窓や格子を巧みに使った明るい玄関ホール。写真の反対側には天井まで届くクローゼットがあり、ストーブやほうきなどの荷物を余裕で収納