交通量の多い幹線道路沿いという立地を踏まえ、外壁は排気ガスなどの汚れが目立ちにくいグレーの外観に。大きなガレージを作り、道路面は完全にクローズドなプランを採用。敷地の北側に建物を寄せることで、日当たりも確保している

家の中央には中庭があり、祖父の暮らす平屋、親世帯・子世帯が暮らす2階の母屋、どこにいても窓の外の景色が楽しめる

仲良し家族のKさん一家。LDKはみんなが使う共有スペース。家族7人が一緒に過ごせるように、キッチンは壁付にして空間を広々使えるようにした

ゴロゴロしたり、お昼寝したりできるリビング横の畳スペースは、奥に行くにつれて少しだけ横幅が狭まる台形に。実際の面積以上に奥行きが感じられる

親世帯の暮らす1階スペースは、造作で職人が作った障子の建具がスタイリッシュ。小路の下部分にガラスがはめ込まれ、建具を閉めても中庭の景色を楽しめる雪見障子になっている。建具までこだわる姿勢に『荒川工務店（ASJ豊橋スタジオ）』らしさが光る

浴室は、バスコートに面した窓を開ければ露天風呂気分が味わえる贅沢設計。夜、星空を眺めながらのんびりお風呂に入れると想像するだけでワクワクする

玄関ホールの正面には中庭を望む地窓を設け、明るさを確保。中庭の緑が1枚の絵のようで、来客をもてなす風景に

家の中のどこにいても明るい光が注ぐのは、この中庭があるから。中庭にはシンボルツリーが植えられ、家族の笑顔を見守っている

中庭は、家のどの窓から見てもちがう表情。とても幹線道路沿いにあるとは思えない空間となっている。

吹抜けの高窓から柔らかな光が差し込むリビング。折下げ天井を採用したことで視界が広がり、より開放感が生まれた。職人手づくりの木とアイアンの階段がインテリアの主役になっている。床は無垢のアンティークオーク。アルゴンガス入りの高性能ペアガラスを採用し、交通量の多い立地でもほとんど騒音が聞こえない