建築家とともに創る家に憧れていたHさん。『ASJ浜松スタジオ』のイベントで複数の建築家と話してみた結果、相性がピッタリ合う建築家、窪江進次さんを家づくりのパートナーに選んだ。窪江さんが提案したのは、子どもを安心して遊ばせられる芝生の中庭と、北側の寝室に光をもたらす硬質なパティオという二つの中庭のある家。プライバシーと開放感を両立したこの中庭を中心に、しなやかに回遊できる間取りがフルタイムで働く子育てママの負担を軽減する。休日になると、ご主人は中庭で遊ぶ子どもたちを見ながら、自慢のガレージでバイクの整備を楽しむ。大きな駐車場や広い和室は、友人が遊びに来たり、遠方に住むご主人の両親が泊まるのを考えてのこと。今、そして数年後はどんな生活をしているのか…作りやすさよりも暮らしやすさを考えて設計された住宅こそ、建築家による家づくりの魅力と言えるだろう。