Kさん夫妻と子どもたち、奥さまの両親が暮らす2世帯住宅は、まるで高原に建つゲストハウスのよう。「当初ハウスメーカーを希望した両親が、唯一認めてくれた工務店が『カーサ』さんでした」と奥さまが言うように、無垢パイン材の床、植物性塗料で仕上げる壁など、自然素材の内装は家族みんなのお気に入りだ。世帯ごとに綿密に打ち合わせた間取りは、サニタリースペースのみを共有し、その他は互いのプライベート空間として独立させた。Kさん夫妻には子育てしやすく心地いい場所を、両親の居住空間は限られたスペースを最大限に広く見せ、快適に過ごせる造りになっている。高い断熱性と耐震性も安心材料の一つに。家全体に設置した床暖房が効果絶大で、「父が夜中トイレに起きなくなったほどの暖かさ」と笑う奥さま。3人の子どもは2つのリビングを自由に駆け回り、ご主人は庭のガレージでバイクを手入れし、両親が家族の様子を優しく見守る。3世代を包む優しい空気を感じて、心がじんわりと温まった。