天窓のある家【くふうイエタテ山梨県版】

プライバシーを守りながら明るさと開放感を確保
天窓がもたらすあたたかで豊かな暮らし

見上げる青空や満天の星、降り注ぐあたたかい光。「天窓のある家」に憧れている人も多いのではないでしょうか。天窓（トップライト）は、屋根の一部に取り付ける窓のことで、一番のメリットは採光性や通風性に優れていること。日中を通して太陽の光を室内に取り込むため、周りを建物に囲まれているような狭小地でも、プライバシーを守りながら明るさや開放感を確保できます。
また、天窓と壁面の窓を開けることで自然と風が上へと流れていき、家全体の空気が効率よく循環します。

昼間はほとんど照明を使わず、冷暖房の使用頻度も減るため、省エネにも効果的。電動で開閉できるものや、雨を感知すると自動で閉まる高性能な天窓もあります。採光重視であれば開閉しないタイプのFIX窓（はめ殺し）がオススメ。閉め忘れたり雨漏りの心配もなく、室内をより明るく、空の景色を大きくきれいに取り込めます。そんな天窓の効果を上手に採り入れた素敵な住まいをご紹介。

吹き抜けと天窓の相性は抜群
家族が集う開放感たっぷりのリビング

吹き抜けの天窓から燦々と光が降り注ぎ、スケルトンの階段がさらに開放感を演出。周囲を建物で囲まれていて日当たりがあまり良くない土地でも、十分な明るさとプライバシーを確保。設置場所を工夫すれば、一つの天窓でキッチンとダイニング、リビング全体を明るくすることも可能です。
心地よい風が通り抜ける明るくあたたかな空間は、家族が自然と集まってくる居心地のいい場所。夜には星が輝く夜空を静かにのんびりと眺める、贅沢な時間が流れていきます。

窮屈になりがちなロフトも
天窓の効果で明るく開放的な空間に

最近とても人気があるのは、天然木をふんだんに使ったログハウスの暮らし。2階ロフトの三角屋根に天窓を設置すれば、吹き抜けを通して1階まで光が届き、リビングは明るく広々。憧れの薪ストーブと天窓からの夜空。まるで森の中で暮らしているような、心和むおだやかな時間が過ごせます。
窮屈になりがちなロフトでも、天窓があることで空とのつながりが生まれ、おうちにいながらアウトドア気分に。天然木の調湿効果と、天窓による通気性とが相まって、夏でもカラッとしたエコな暮らしも実現できます。

キッチン、脱衣室、寝室、フリースペース……
天窓の設置場所はアイデア次第で個性と効果を発揮

吹き抜けに面した2階のフリースペースを明るい図書コーナーやスタディコーナーに。キッチンでは光を取り込みつつクロスで華やかに。ジメジメしがちな脱衣室を換気しながら明るくあたたかく。また、天窓があれば壁面の窓を開けずに換気ができ、防犯性も高くなります。さらに中庭と組み合わせることで、外観からは想像もつかないほど開放的で明るい住まいに。憧れの天窓の家は、アイデアや工夫次第で無限の豊かさが広がります。
プライバシーを確保しながら明るい家で健やかに暮らしたい、自然光や風が心地いいエコな暮らしがしたい、そんな方には「天窓のある家」がオススメです。