Wさん夫妻が『花みずき工房』で家を建てるきっかけになったのは、展示場を訪れた際に紹介された、一枚の施工写真に心を揺さぶられたから。それは、これまで同社に抱いていた南欧風のやわらかいイメージとは大きく異なる、現代の暮らしに寄り添った和モダンの家だった。子供の頃から暮らしていた家が庭のある日本家屋だったため、和を中心とした家づくりをすることはご夫婦の間で決まっていた。『花みずき工房』から提案されたプランはまさに夫婦が求めた、無駄がなく、正々堂々とした潔いデザインだった。リビングは、外観からは想像もできないほどに自然光が差し込み、自然素材に包まれた明るく居心地のよい空間となった。床に使用したサクラの木は穏やかな木目となめらかな木肌が特徴。使い込むほどに風合いが増し、共に年月を重ねる楽しみがある。一方、エントランスを飾る縦格子は京都の町家を思わせる佇まいだ。外観の余韻を残し、凛々しさと安堵感を併せ持つこの「間」が心地よさを生み出している。最終的に担当者の人柄で『花みずき工房』に決めたというWさん。「営業さんと設計士さんと私たち4人でずっと相談しながらこの家を作ってきたから、今では昔からの友人のようです」と笑顔で語ってくれた。