2階への吹き抜けが開放感のあるLDK。家の中心に据えられた薪ストーブが家全体を暖める。各部屋へのドアには欄間窓をつけ、温めた空気が家全体を回るように工夫した

一見すると平屋に見えるが実は2階建て。主寝室を1階に、子ども部屋を2階に設け、将来に渡って暮らしやすい間取りを実現

造作で収納棚を設けたキッチン。コンロはご主人こだわりの「ハーマン」製に。パントリー入り口はアーチ型にくりぬいた

玄関は土間部分を広く取り、アウトドアグッズなど外で使うものを仮置きできる。造作したニッチには、小物やスリッパなどを収納。床材は1階・2階ともに無垢材とフローリングのハイブリット材を使用。暖かみと掃除のしやすさを両立

南の一番良い場所に室内物干しスペースを設置。室内干しのほか、バルコ二ーにもつながっているので取り込んだ洗濯物をすぐに畳み、アイロンがけまでできる

薪ストーブを中心にゆったりとした時間を過ごす

プランニングの中心になったのは、友人の家で見てぜひ取り入れたいと思った薪ストーブ。仕切りがなく吹き抜けのある1階の大空間はもちろん、2階までしっかりと暖めてくれて、その快適性は想像以上だそう

8寸角のヒノキ柱が据えられたリビング。薪ストーブがインテリアのスパイスに

玄関土間のエアコンが24時間、家を温める。靴箱の端っこ、ルーバーで隠れた中にはなんとエアコンが。家で一番寒い玄関を温めることで、暖気が階段を伝わって2階へあがり空気を循環。家全体を優しく温めてくれる。モルタル仕上げの玄関土間は、蓄熱効果の役割も果たす

吹き抜けのリビングで存在感を放つのは、 どっしりとした大黒柱。もうひとつの主役である薪ストーブは、冬、家中を温めてくれる

2階はロフトのみ。夏は風通し抜群で、冬は薪ストーブが吹抜けを通して2階まで温めてくれる

吹き抜けを通して2階まで暖めてくれる、リビングの薪ストーブ。ピザづくりや煮込み料理にも大活躍

梁や床に無垢のヒノキを、壁には調湿効果のある漆喰を採用。身体を芯から温めてくれる薪ストーブは、吸排気によって室内の空気をきれいにする効果も

いぶし瓦と薪ストーブの煙突が、この家の外観のポイント

家を建ててから趣味になった、薪ストーブを楽しむことができる冬が待ち遠しい