立派な太鼓梁、味わい深い建具、そして自分の身長が刻まれた大黒柱。「新しい家でも小さな頃から触れていたものを活かしたいと思っていたんです」。そんなご主人の希望に応える確かな技術力と柔軟性が、イエタテ相談カウンターで紹介された5社から『小玉建設』を選ぶ決め手になった。生活スタイルの違いや音の問題など二世帯ならではの難しさは、上下ではなく左右に分ける構成でクリア。滝さんや、小玉さんの助言を受けながら、各世帯の要望が盛り込まれていった。子世帯の暮らしの中心はサクラを敷き詰めたLDK。見守りと動線への配慮が溶け込み、造作のテレビボードが収納力を高めている。アカシアが敷かれた親世帯は、落ち着きとぬくもりが共存。和室には太鼓梁と建具が違和感を感じさせることなくなじむ。LDKの一角には、かつての大黒柱。孫たちの成長とともに、家族の思い出も刻まれていく。