玄関先に見えるピクチャーウィンドー。坪庭のモミジの眺めが、まるで一幅の絵のよう。季節ごとに青葉や紅葉が楽しめる

落ち着いた趣のある平屋の外観。ご主人の要望により、緩やかな勾配の片流れ屋根を採用した。シャープな輪郭が美しく映える

玄関ホール。右手にシューズクロークを設け、上がり框の間口を広めにすることで、多人数の来客にも対応が可能に

手洗いスペースは、玄関ホールからつながるリビングの入り口に設置。外出して帰宅した際にもここで手を洗ってからリビングへ

キッチン・ダイニング。キッチンのモノトーンの色味が、開放的な勾配天井の空間のアクセントに

「空間が広々としていて、生活動線もとても機能的。おかげで家事も以前より効率良くできるようになり、お休みの日も家にいること自体が楽しくて、毎日心地良さを実感しています。」と奥さま

落ち着きのあるリビング。室内のクロスは、ライトグレーで色味を抑えてモダンにまとめ、ラスティックオークのフローリングで木のぬくもりを添えた

リビング横にある和室。地窓を設けたシックなインテリアでまとめ、来客の宿泊などに活用

ソファからの眺め。大きなテラス窓を通して、庭からの日差しを空間いっぱいに取り込んでいる

外とフラットにつながり、季節ごとの眺めや豊かさがもたらされる

季節ごとにディスプレイを変えて、暮らしを楽しむ土間玄関。珪藻土の壁に上総さん自ら空と海が融合した絵を描いた

鮮やかな庭の芝生は、施主さんと『石牧建築』のスタッフが一緒に張った。季節ごとに変化するモミジを愛でながら、ウッドデッキでお茶をいただくのも日々の楽しみに

32坪2LDKの2階建て「インナーバルコニー」プラン。正面には窓をバランス良く配置した。玄関先で季節の彩りが楽しめる

Y邸の庭は「何かをするためのもの」というより、家と調和し、日常にプラスαを届けてくれる存在。ウッドデッキの外ごはんも、窓際のベンチでのコーヒーも、家単体では得られない豊かさやくつろぎをもたらす。実のなるベリーや色づくモミジなど、季節ごとの喜びも計算されている。

フロアダウンさせたコンクリート仕上げのリビングダイニング。奥の白い壁に、奥さまの実父である日本画家・栗原幸彦氏の絵を季節ごとに飾る。天井の現しの梁は、天竜杉の節をくりぬいて使った「芯去材」で、丸太を1本無駄なく使いきった

多様な用途を受け止めつつ、暮らしにゆとりを生む2階ホール。窓から運ばれる季節ごとの眺めが、肩の力を抜いてくれる。右手壁沿いに造作のデスクを依頼。手前側の隅には洗面ボウルが備えられている