無垢材の木目や足触りを吟味しつつ、暮らしやすさも追求したT邸。共働きのため、日々の家事が楽になるよう、帰宅後の動きをシミュレーションしながら間取りや収納を考えたそう。1階は廊下がない大空間で、キッチンから全体を見渡せる。床はキズに強いヨーロピアンオークを選び、折り下げ天井も同じ無垢材で統一。素足で心地良く過ごせる木の家をつくり上げた。自動車の開発という仕事柄、最初は自分たちで3Dの間取り図を描き、アイデアをまとめたというTさん夫妻のお気に入りは水回りエリア。キッチン裏に脱衣室兼ランドリースペースとファミリーロッカーを設けたことで、家事はもちろん、身支度も楽に。「以前はリビングに物を置きがちでしたが、帰宅後に水回りへ直行し、カバンを置いて着替える動線のおかげで部屋が散らかりません」と二人。家事ラクが叶ったことで時間に余裕が生まれ、週末を有意義に過ごせるようになったという。