キッチンに立つと、畳に座ってテレビを見る子どもたちをしっかり感じられる。そのテレビの裏の壁は桧のデザインパネルで優雅な空間を演出

小中学生の通学路に面しているので、あえて玄関は道路と反対側に。玄関奥の広々とした庭では目線を気にせずBBQや水遊びを楽しめる

道路側はツートンカラーの外壁と木の格子でデザインにこだわった

畳コーナーと大黒柱が一番のお気に入りポイント。畳コーナーは収納もつけて、スペースを有効活用

玄関の天井は桧の羽目板が施され、入ってすぐに木の良い香りを感じられる

奥さまが趣味の裁縫をするスペースは寝室の奥に

テレビ裏の壁には外壁と同じものを使用し、中と外のつながりを演出。テレビ台もオリジナルの造作

設計段階から配線を床下に通す計画を立て、壁掛けテレビのまわりをすっきりと。左手壁の裏には操作パネルやリモコンを置けるニッチを用意

高い吹き抜け天井が特徴的な階段。ステンドグラスの窓から差し込む光が、空間を温かく彩る。優雅な雰囲気を感じさせるデザイン。

シンプルなデザインのリビングに鉄骨のイナズマ階段がアクセントに。テレビステーションのタイルが高級感を演出

リビングでテレビを見る時は無垢床に直接座るため、ソファやラグは置いていない。それゆえちょっと腰かけたい時には小上がりの畳コーナーへ。畳の下は引き出し収納になっており、無駄なくスペースを活用

開放感あふれる吹抜けのLDK。構造材をエボニー色に塗装したことで、ほどよい高級感が生まれた。ソファに座って大きなテレビを見るひとときは、まさに旅館のようにくつろぐことができる

西面にミラーガラスを使用したトリプルサッシの大開口を設け、外と内につながりを持たせながら、プライバシーもしっかり確保。柱は県内で伐採された「葵桧」、現しの梁は杉材を使用し、木の温かみを感じられる空間に

ダイニングから見たリビングの面構えが気に入っているというSさん。テレビの背面壁は造作によるもので、AV機器の存在感をなくすために二ッチを設けたり、コード類を壁裏に収めるなどの工夫がされている

愛猫のフィート君が退屈してストレスを感じないよう、キャットステップを造作した。夕方になると最上段に座って、Sさんの帰りをFIXの窓からじっと見ているそう

「バーのようなデザインに」と、リビングの天井や壁は黒を基調としたシックな雰囲気に。壁一面のテレビボードは造り付けで、おしゃれなデザインに仕上がっている。黒い天井に埋め込まれたダウンライトも、よりアーティスティックな雰囲気を演出している