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初期コストも大切だけど、住む上でかかるコストも大切。住まいが大きくなる分、光熱費が上がるのでは?と不安です。光熱費を抑えるためには何をすべきでしょうか?
住宅の断熱性能と気密性能を上げる。そのうえで太陽光と風をコントロールした建物設計を行い、冷暖房を極力使わなくても快適に過ごせる住宅を作ることだと思います。家の性能や間取りは、後からの改修は非常に困難です。光熱費を抑えるための優先順位は、下記のような順がよろしいのではないかと思います。
① 断熱性能、気密性能を上げる。
間取りから光や風をコントロールする。
②エコ設備機器の検討。
③ソーラーシステムの検討。
おうちの性能を上げることで冷暖房費を抑えることができます。「性能を上げる?」って難しく感じる方もいるかもしれません。具体的には、例えば窓の性能。住宅の熱の出入りは壁や屋根よりも、窓などの開口部からの熱の出入りが多くなっています(図参照)。そのため、窓ガラスをペアガラスからトリプルガラス(3枚ガラス)にするだけでも熱の出入りが少なくなり、かなりの効果が見込めます。断熱材にこだわりを持たれる方は多いのですが、壁や屋根の断熱向上よりも、開口部にお金をかけたほうが効果が高いんですよ。
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