S邸は、美容室を営む奥さまの念願を叶えた店舗兼住宅。「“店舗の上が住居”ではなく、それぞれをきちんと独立させたかったんです」という奥さま。店舗の南面は、かつての宿場町を貫く街道。だが、その奥に位置する住居部分にもたっぷりの日差しが入る。それはリビングから続く中庭テラスのおかげだ。余分なものは省いて、視覚的にも空間をすっきりさせたいという希望にも、天井まで届くサイズのドアや、白とグレーで統一したインテリアなど、デザイン性の高さで貢献。また、実際以上に感じる広さは、家具を置く必要のない大容量収納できちんと片付くから。さらに、リビング脇を貫く土間で、玄関から中庭、店舗のバックヤードへと靴を脱がずに家中へのアクセスが可能に。仕事中も休日も抜群の使い勝手だ。