LDKの床材はパイン、建具やキッチンカウンターの突板などはその赤みに合わせたブラックチェリー、天井には不燃性のスギを採用。木のやさしさに包まれたおだやかな空間だ

2階から吹き抜けを介して注ぐ柔らかな光が、ハイノキにこぼれる“室内の庭”。吹き抜けからの風も南側の窓に向かって流れていく

外からの光と風を室内に招き入れる、大開口の掃き出し窓。天井や壁、床の面をそろえ、空間につながりを持たせた

ウッドフェンスに守られたテラスデッキ。道路や隣家からの視線を気にせず、開放的に過ごせる

シンボルツリーのハイノキは、ゆっくりと成長するので手入れもしやすく、強い日差しを必要としないため、“室内の庭”にもぴったり。家族の日常をずっと優しく見守ってくれる

鉢を埋め込み、そこに常緑樹のハイノキを植えて自然石で覆い、“室内の庭”に。リビング全体をあたかも戸外のような雰囲気で満たしてくれる

料理をしながらLDKを見渡せるキッチン。ダイニングテーブルは横付けし、家事効率を上げた

2階北側の廊下は、右手に奥さまの化粧スペース、左手にクローゼットを配置して、空間を有効活用。朝の光の中、気持よく身支度できる

無垢のスギ板の足触りがやさしい階段

サッシのブラックに合わせて、柱、建具、階段もブラックでまとめた

リビングの造作建具は、実家の玄関に使われていた天井のスギ板をリメイクしたもの。スギ板を裏表張り合わせてつくってある。上質な無垢材は、どれだけ時を経ても美しい

床材は落ち着いた色調のアメリカンブラックチェリー。茶室風の和室は入り口をアーチにしたり、エアコン隠しの格子など、細かな部分のデザイン性も配慮されている

吹き抜けを通じてたっぷりの光が降り注ぎ、団らんをやさしく包む。気密・断熱性に優れ、夏冬も快適に過ごせた

床はパイン、壁には高い調湿＆消臭性とやさしい表情が魅力のスペイン漆喰。段差やカウンターでほどよく分割され、リラックスして過ごせる

子世帯のリビングダイニング。「板倉造り」の板壁やスギ板張りの床が木の温かみを感じさせる。材には地元・天竜の上質材を使用。板倉造りの床は断熱性に優れ、とても暖か。床暖房よりもスギ板の床の方が暖かく感じるというお客様もいるそう

玄関を入った瞬間、無垢材ならではのやさしい香りに包まれる。床も天井もパイン材を使い、経年変化を楽しむことができる。シューズボックスなどの造作家具1つ1つにも熟練職人の想いが伝わってくる

木のぬくもりに包まれたLDKと小上がりの和室。やさしい肌触りのフローリングは無垢の杉板で、天井、梁、キッチンの面材とともに飴色に変化していく

丸太梁が印象的な1階のLDK。床と腰壁はヒノキ、天井はスギ板、壁はスイス漆喰を使って快適性を高めている