シックな色使いで和モダンの落ち着いた佇まいを見せるK邸は、ご夫婦の好きなものを詰め込んだ唯一無二の住まい。特にこだわったのが寝室で、ホテルに泊まったときの高揚感と安らぎを味わえる空間を目指し、間接照明を取り入れてホテルライクな上質な空間に仕上げている。さらに、小さな冷蔵庫やバルコニーを設置するなど、細部にまでこだわった。このコンセプトは、同社のモデルハウスを見てイメージを膨らませることで実現している。ゲストが訪れるわけではなくとも、自分たちだけのために贅沢な空間を設けているのが素敵だ。また、浴室はラグジュアリーなストーン調を選びつつ、脱衣室は銭湯をイメージしたほっこりとした素朴なインテリアでまとめている。こうした自由な発想が素晴らしい。そして、生活動線もよく考えられた住みやすい家である。奥さまは建設当時に妊娠中であったため、子育てを意識して畳スペースや収納の位置を熟考した。実際、子どもが生まれてからも使いやすい家となり、満足度が高い。一方、ご主人は家の性能をじっくり検討し、太陽光パネルについては三社から見積りを取った。さらに、断熱性や耐震性に配慮して省令準耐火構造とするなど、性能面でも納得のできる仕上がりとなっている。K邸のように、住む人が本当に素晴らしいと思ったものを取り入れた家での暮らしは、きっと幸せを感じる瞬間がたくさん訪れることだろう。