間口約6m、奥行き約22mの変形地でも、建築家の感性と設計力によって、カッコよくて住みやすい二世帯住宅が実現した

2階の子世帯は、奥行き約22mの細長いLDKが特徴。リビングに勾配天井を採用し、ダイニングと床を変えることで、単調になりがちな空間に変化をつけた。テレビステーションの天然石が高級感を演出

120インチのホームシアターを楽しむKさん夫妻。無垢のフローリングもご主人のこだわり

プライバシーとオープンエアの開放感を両立した2階バルコニー

視線と騒音を気にせず家族団らんを楽しめるようリビングを家の中央に配置

浴室からもダイニングからもアクセスできるスカイバルコニーは、BBQや子どもの水遊びなどを楽しむアウトドアリビングとして重宝している。ウッドフェンスが視線をカットしつつ、光と風を通す

ホテルライクな子世帯の主寝室

ランドリールームの天井と壁は、調湿性の高い杉板を採用

静岡市葵区の中心からほど近い、交通量の多い通り沿い。間口わずか2,730mmの超狭小地に建てたK邸。奥行きは約22mと細長く、1階の北側は鍼灸院、中庭と廊下を挟んで南側がLDKと玄関になっている

間口4.5ｍの狭小地に建つスタイリッシュなS邸の外観

建物は土地の約半分くらいの１６．５坪×３階建て。幅は５．７ｍと狭くても、奥行きがあるので外観はこんなに迫力が出せる

南北に長い敷地に完成したK邸。表通りからは室内が全く予測できないようにプランニングされている。変形地や狭小地など、立地条件が難しくなるほど建築家の腕の見せ所で、短所を長所に変えてくれる

両サイドから自然光を取り込む明るい玄関。来客が多いので、約3mの間口を確保。全館空調により室内気温が均一なので、リビングとの間にあえてドアは設けず、オープンな構成にして奥行き感を出した

敷地２０坪もあれば建築システムでは問題なし。 幅３．６ｍで３世代が広々暮らせる間取りを実現

2階の子世帯は、奥行き約22mの細長いLDKが特徴。リビングに勾配天井を採用し、ダイニングと床を変えることで、単調になりがちな空間に変化をつけた。テレビステーションの天然石が高級感を演出

ブラックのガルバリウム鋼板と木目調のサイディングが美しく調和した、建築家らしい外観デザイン。変形地を活かした建物の配置、片流れの屋根、木の軒天、窓の位置など、隅々まで緻密に計算されている

三角形の変形地を巧みに活かし、コンパクトに建てても子どもがのびのび育つように設計。片流れの屋根に6.15kWの太陽光発電を搭載し、ランニングコストを抑える工夫も

モダンな雰囲気のデザインの窓と白い壁、ダークブラウンのトリミングがおしゃれな外観。間口はわずか3.6m、奥に延びる敷地は典型的な「うなぎの寝床」だ