Kさんが築47年の家をリノベーションしたのは、両親から受け継いた愛着ある住まいを残したいという想いが強かったから。数社の工務店に相談した中、『あすなろ設計事務所』のプランが群を抜いて素晴らしく、坪内社長の人柄と提案力が決め手となって依頼したと話す。100坪を超える広い敷地に建つK邸は、中庭を囲んだコの字型の平屋で、二間続きの暗い和室がメインの間取りだった。そこで、せっかくの中庭が全室から見える明るい家にしようとプランをスタート。暗くてジメジメしていたダイニングキッチンを中央に移動。料理や会話を楽しみながら、中庭の景色も眺められるようにした。また、キッチンからパントリー、水回りへの動線も改善し、要所要所にデザインタイルを採用するなど、暮らしやすく、懐かしさとモダンさが穏やかに溶け合う新居に生まれ変わった。費用は総額1,000万円で、リフォームとしては決して安くはない。だが、両親の愛情と思い出がいっぱい詰まった我が家を住み継ぐことができて、Kさん夫妻は価格以上の価値と満足感を手に入れた。