自然素材の家を希望したＯさん夫妻。「いろいろな会社の見学会を見て回っていた頃、壁材にクロスを使った家を見学したときに少し気分が悪くなったことがあって、余計に自然素材にこだわるようになりました」と奥さま。『ひのきの家』のモデルハウスでは、これまでに感じたことのないほど芳潤な木の香りに癒されたことが決め手になった。完成した新居は、ヒノキとサクラの床と珪藻土の壁による丸ごと自然素材の家。大きな吹抜けには光と風が巡り、心地よさとすこやかさを感じ取れる。小上がりの和室は雪見障子と広縁付きで、多目的な利用が可能。２階のフリースペースでは、Ｌ字型の窓から緑ゆたかな風景を見渡せる。「土地を初めて見たときから、ぜひこの景色を活かしたいと思って。それを夏目さんが見事に叶えてくれました。昼間の緑の風景だけでなく、夜景も最高なんですよ」とご主人。暮らしを重ねるごとに、さまざまな空間で新しい楽しみ方を発見できそうだ。