あえてダイニングは作らず、カウンターで食事をするのがK邸スタイル。「食事をサッと出せて、片付けも楽ちん。とても気に入っています。」と奥さま

白とアイボリーの2色を使った、明るいツートーンの外観。「ALC」という軽量で耐久性が高く、かつ断熱性、耐火性、遮音性にも優れた外壁材を使用している。屋根には黒のガルバリウム鋼板を使い、引き締まった印象に。外壁の耐久性をさらに高めるため、大きく張り出させた軒もアクセントになっている

床はオークの無垢材であり、天井はシダーの無垢板、そしてその間を繋ぐのは漆喰の壁。K邸のリビングに使われているのは、ほとんどが自然素材だ。ソファの裏にある4つの柱は、構造材としては1つで充分だが、デザインのアクセントになっている。その下には、ワンちゃん専用のペースが造られた

リビングスペースは、キッチン＆ダイニングから一段下がった、ピットリビングスタイル。できるだけ広々とした空間にしたいという要望から、壁や柱を使うのではなく段差でゾーニングしている

キッチンの前面には大きな窓を設けた。こちらから差し込む自然光が心地いい。床の無垢オークには凹凸のある加工が施されているため滑りにくく、ワンちゃんの足にも優しい

主寝室は間接照明床を取り入れた癒しの空間。床はダークな色を選び、落ち着いた雰囲気に

キッチン前の大きな窓の外には、直接出入りできるウッドデッキが設けられ、手前には庭がある。今後ここに、ワンちゃん達のためのドックランを作る予定

ポストを兼ねた門中は、愛犬のシルエットのマーク入り。共に暮らすワンちゃんたちへの愛が感じられる

アイランドキッチンを中心にダイニングをぐるりと回遊でき、家事効率がアップ。ビッグサイズのキッチンは収納もたっぷり。「キッチンの横にダイニングテーブルを付けてもらったので、調理した料理をサッと出せて、片付けもスライドするだけなので楽チンです」と奥さま

キッチン横のダイニングは動線が短く配膳や片付けが楽に。小上がりの畳スペースはあえて仕切りを作らず、LDKがいっそう広く感じられる

家中が子どもたちの遊び場になるK邸。その中でも、特に重要なのがダイニングテーブルだ。子どもたちは2人ともお絵かきが大好きで、作品を作っては、キッチン横の壁に作った鉄板ボードにペタペタ。

約37坪のコンパクトな土地に建つ床面積33坪のK邸。ゆるやかな片流れの屋根、軒天の突板、ラインのそろった窓が美しい。洗濯物を部屋干しするため、バルコニーは作らなかった

ホテルライクなスタイルの白を基調としたリビング。Y邸のキッチンは、掃除がしやすいIH。料理をしたあとの片付けも「お気に入りの場所だから、今まで以上にきれいにという意識があるのかも」と奥さま。リビング側にも収納がたっぷりあるから、自然とモノが片付くそう