福州杉の外壁は、夫妻や子ども、じいじ、ばあば総出で塗料を塗った。「いい思い出です」とAさん

夫婦ともに夜勤のある仕事に就き、大忙しの毎日だけれど、週に3〜4回は家族全員で食卓を囲むそう。カウンターと一続きになった造作テーブルにたくさんの椅子が並び、7人が集まる時間はワイワイ賑やかだ

和室付きの広々としたLDK。床下には「歳を重ねてから使えるように」と、温水式床下暖房の配管を準備したそう

キッチン横にも壁一面のホワイトボードが。上着はココ！

7人家族の朝はバタバタ。洗面台は2つ用意

玄関の壁には巨大なホワイトボードを取り付け、マグネットフックで帽子類をずらり整頓。傘用ラックもAさん自ら設置し、帰宅時に子どもたちが自分で片付けられるようにしている

珪藻土の壁のおかげで、消臭・吸湿効果が高く気持ちがいい

まるで隠れ家のような小屋裏は、壁一面の造作書棚が存在感たっぷり。「大工さんに相談して造っていただきました。我が家は大人も子どもも漫画が大好き」とAさんは語る。ちょっとした収納スペースを椅子がわりにしておしゃべりしたり、カーテンで仕切った収納空間にお布団を敷いて寝てみたり。すべてが子どもたちの秘密基地さながら

トイレの床は、杉の板に漆を塗って防水性を高めている。手洗い鉢は、地元遠州の陶芸作家のもの

玄関ホールの朱色の漆喰は、施主さんが塗って家づくりの思い出に

造作のテレビボードは、Wさん夫婦がDIYで防水漆喰塗料を一緒に塗って家づくりの思い出に。背面の木のボードは、『ぽっくハウス』からプレゼントされた宝物♪

休日には着物をきて出かけることもあるというAさん夫妻。まさにこの家のイメージにぴったり

作家ものの表札を採用し、アプローチには長女の手形。落ち着いた表情にもSさん夫妻のセンスや家づくりの思い出が溶け合う

LDKと一続きになるカバードポーチは、内と外をつなぐコミュニケーションの場。建築の記念として、『Select工房』のスタッフとAさん夫婦で一緒にペンキを塗った。対面にある独立型デッキまでのスペースに、夫妻自ら芝生を張って育てている

外壁には、Oさんが住宅イベント「遠州バザール」で出合った樹脂サイディングを採用してもらったそう。汚れに強くメンテナンスフリーで、軽くて耐震性抜群

広い庭のある暮らしに憧れていたAさん。外からの視線を緩やかに外しながら、BBQや子どもの水遊びを楽しんでいる。これから家庭菜園も作る予定

この家の特等席ともいえる窓辺のベンチ。ぽかぽかと心地よいこの場所は、「日常の中に庭を眺めながらのんびりできる時間を」と建築士が用意した、Aさん夫妻へのプレゼントだ

子どもの作品や思い出の品を飾りたいというKさんの要望で、キッチン前にレッドシダーを使ってL字型の大きなニッチを造作