玄関から続く土間には、アウトドア用品や丸ノコが置かれ、掃き出し窓から庭へ自由に出入りできる。ここは作業場であるのと同時に、家族みんなの憩いの場。1日の終わりには、お風呂を早く出た人からストーブを囲んでアイスリームを食べる。これが家族にとっての一大イベント！

　「家に求めたのは、いつもみんなの息づかいを感じられること」と奥さま。ご主人が土間で作業をする間、子どもたちはリビングや和室でカードゲームをしたり、けん玉を練習したり、お絵かきをしたり。2人が喧嘩を始めると、ご主人が手を止めて仲裁に入り、いつの間にか笑い声がリビングに響く。そして再び気がつけば、Kさんは薪ストーブの様子を見ている。この空気感は、吹き抜けを通して2階のフリースペースまで巻き込み、全体を一つの空間に仕立てる。いつも近くに家族の気配があるのが心地いい。

家中が子どもたちの遊び場になるK邸。その中でも、特に重要なのがダイニングテーブルだ。子どもたちは2人ともお絵かきが大好きで、作品を作っては、キッチン横の壁に作った鉄板ボードにペタペタ。

ご主人作のホワイトボードに、絵やプリント類を掲示

長男の楽しみはダイニングテーブルでの卓球。「この家で暮らし始めてから、子どもたちが穏やかになりました。室内でも力いっぱい遊べるし、冬は暖炉の炎がホッとさせるから」と奥さま。吹き抜けの大空間でも、夏場はエアコン1台で快適だそう

広めのスペースを確保したキッチンで一緒に料理を。ここはリビングに散らばる物を集約する収納場所でもある。キッチン前の扉付き収納にランドセルや教科書、日用品が収まり、子どもたちの「自分でお片づけ」を促す

リビング隣接の畳コーナー。子どもたちがカードゲームをしたり、けん玉の練習をしたりとにぎやかな様子が見えて安心だ。「家に求めたのは、いつもみんなの息づかいを感じられること」と奥さま

アイテム別収納スペースのある洗面ルーム。洗濯機の左奥にはファミリークローゼットがある

ウッドデッキのある庭は、BBQなどを楽しめる家族の憩いの場。休日に外でランチを食べることもあるという

タイルデッキを備えた庭は家族の憩いの場

すべての部屋につながるリビングが家族が集まる憩いの場

リビングからつながるデッキにはハンモックを吊るし、休日にのんびり昼寝をしたり、読書をしたり。家族の憩いの場となっている

掃き出し窓から明るい日差しが入るダイニング。ウッドデッキから庭に出ることができ、家の外まで一体化した家族の憩いの空間が広がる

リビング横には小上がりの和室を配置。家族の憩いの場としてはもちろん、土間から直接出入りできる設計で来客用にも重宝

南側に隣家が建つことがわかっている分譲地を選んだNさん。1階の居室に太陽の光を採り入れるために設けたテラスは、家族の憩いの場にも。

中庭は、食事やおやつタイムも楽しめる家族の憩いの場。家事室やキッチン、子ども室にコの字で囲まれ、洗濯物を干すのにも最適だ

部屋の端にあると、つい服や物を置きっぱなしになりがちな畳コーナー。C邸では真ん中に配したことで家族の憩いの場として有効に使えているそうだ

リビングや本棚のある廊下、子ども室などに面した中庭は家族の憩いの場。芝生を植えて、ご主人がこまめにメンテナンスしている。室内と庭を自由に行き来できるため、「夏にはプール遊びやBBQをしたい」と家族で楽しみにしている