LDKの大開口からは、緑輝く庭と同じ敷地内に建つ母屋が見えるように設計。お互いの存在を感じながらもプライベートが確保され、親世帯との程よい距離が保たれている。新しい二世帯のあり方だ

外と中のつながりを感じる開放感に満ちたLDKは、グレージュのホテルライクな空間。エネルギー消費量を35％削減し、BELS認定を取得。デザインと省エネ性能の両立を高いレベルで実現した

広々としたこだわりのキッチンで、料理の時間がより楽しくなる。大容量の収納を設けたことで、キッチンまわりはいつもスッキリ

料理をしながら家族がどこにいても様子が見えるようにレイアウトしたキッチン。モノトーンの洗練された空間は断熱・気密・換気性にすぐれ、少ない光熱費で夏も冬も快適だ

ラグジュアリーな雰囲気の玄関ホール。真鍮のブラケットライト「千（sen）」が空間のアクセントに。視線の先に庭の景色が広がって見えるよう、リビングの窓の位置と大きさを決めた。正面に進むとLDK、右側が洗面室、左が客間兼用の和室へと3方向にアクセスできる動線が便利

外壁のタイルが印象的な外観。玄関ポーチを斜めにし、広さを確保した。雨の日でも濡れずに出入りができて便利

空間をより広く見せるため、カーテンBOXを採用。スッキリと洗練された印象に

「アイカ」の洗面台は奥さまからのリクエストで採用。デザインも使い勝手も秀逸

子世帯と親世帯の玄関は別々に設け、二世帯住宅ながらほどよい距離感を保つことができる

程よい距離感が心地い。完全分離型の二世帯住宅

家の中央には中庭があり、祖父の暮らす平屋、親世帯・子世帯が暮らす2階の母屋、どこにいても窓の外の景色が楽しめる

北側の平屋部分にあたる親世帯のサブリビング。祖母の部屋の隣に配置したことでお互いに安心できる

新しく建替えた母屋と、もともとあった離れを和室と廊下でつなぎ、L字型の二世帯住宅に。雨でも濡れずに互いの住居を行き来できるようになった

子世帯の2階建てに親世帯の平屋を繋げた建物は二世帯住宅の理想型。玄関も水回りも別々で、お互いに気兼ねなく暮らせる

建物全体をL字型に計画し、ウッドデッキで繋げたことで、二世帯の程よい距離感を保てる。母世帯は軒を長く伸ばして、急な雨でも洗濯物が濡れないようにした

全室から見える8畳の中庭は、外からの視線を遮りながらBBQやカフェタイムを楽しめるプライベートガーデン。二世帯の程よい緩衝帯にもなっている

階段はスケルトン形式にして、こちらも大きな窓を設けることで光の動線と開放感を確保。1階の親世帯とも階段でつながっているため、お互いの息遣いがほどよく感じられる

I邸は、130坪の敷地に建つ二世帯住宅。親世帯は勾配屋根の平屋、子世帯は2階建スタイルを採用。1つの家でありながら、外観の色を変えることで2つの家のように見えるようデザインされている