細く長い土地形状に合わせてキッチンの向きを決め、家事効率を高めた。リビングと天井高が変わることで視線が変化し、より開放感が生まれる

東西に細長い土地に完成したA邸。4台分の駐車スペースも確保できた

細長い土地からは想像もつかないほど広いLDKは20.5畳。勾配天井と大きな開口部により、いっそう広く感じられる。壁は調湿性にすぐれた漆喰で、夏のジメジメや冬の過乾燥を防いでくれる

細長い土地に、明るくて広いLDKができるのかと不安を感じられていましたが、勾配天井の採用など、設計でハンディを解消し、ご満足いただきました

リビングから続くテラスはアウトドアリビングとして大活躍。ウッドデッキは傷みやすくメンテンス費用がかかりやすいため、タイルデッキを採用した。フェンスも設置してあり、外からの視線を遮りながらBBQやプールを楽しむことができる。軒が深くて雨に濡れないので、天候を気にすることなく洗濯物を干したまま外出できる

キッチンから目が届く位置に、子どもが遊べるファミリースペースを設けた。階段下は大容量の収納

ファミリークローゼット直結のランドリールームに「乾太くん」を設置。ヘリンボーンの床がアクセントに

玄関から直結する手洗いコーナー。スタイリッシュな洗面台は造作で。身長が高いご主人もストレスなく使えるようワークトップを高めに設定。壁の出隅がすべてRになっているので、小さな子どもも安全

白で統一した箱型のフォルムに、バランスよく窓を配置した外観。土地に制約がある中、自宅だけでなく周囲の家の採光や通風にまで配慮して、建物の配置や向き、形状を決めたという

ひとり住まいなので、ダイニングテーブルは置かず、キッチンにカウンターを造作。リビングと天井高が変わることで、より開放感が生まれた

南北に長く、間口が狭い土地形状を考慮してバイクガレージを母屋と離すことで、リビングへ光と風を促す。ガレージの屋上でBBQをするのが楽しみ

白・黒・グレー・木目でコーディネートした2階のLDK。ダイニングキッチンとリビングの目線の高さが変わることで、空間に変化が生まれた

リビングとダイニングキッチンの天井高を変えることで、視線の先に変化が生まれた。建具にはめ込んだステンドグラスが空間のアクセントに

開放感が気持ちいいLDKは平屋ならでは。天井高を変えることで、空間に変化が生まれる

家事効率を高めてくれるアイランド型のキッチン。水色の名古屋モザイクのタイルがアクセントに。下がり天井はレッドシダー調のクロスで、高級感が生まれた

ダイニングは、食卓についたときに外の視線が気にならない高さを計算して、滑り出し窓を設置。効率よく風を取り込むため、敷地のある土地の風向きに合わせて開口部の方向や大きさを決めている

玄関からリビング、ダイニング、奥のアトリエまで続く長い土間は、どこからでもダイニングに上がれるコミュニケーションの場。奥にはライトアップされた庭の紅葉、アオダモ、シマトネリコなどの植栽が見える。リビングとダイニングの段差を設けたことで天井高が変わり、空間にリズムが生まれる。

明るさと開放感に満たされた居心地のいいLDK。南北に長い敷地形状を考慮して、リビングに吹抜けと高窓を設け、十分な光を取り込めるよう設計されている。肌触りのいいフローリングは無垢のレッドパインで、経年変化も楽しめる