金澤社長の手しごとで作る食器棚やテレビボード、収納棚も同社の自慢のひとつ。毎日手に触れることで風合いが出てきて、既製品にはない、高級な蜂蜜色に変化していく

広い敷地を活かして、手前に倉庫付きのガレージ、奥に平屋を建てたK邸の外観。事前に日射と通風のシミュレーションを行い、ベストな向きに建物を配置した。K邸は同社の平屋モデルハウスとしても随時公開中。見学希望者はホームページの予約フォームからアクセスを

土間仕上げの玄関ホール。入った瞬間から木のやさしい香りに包まれる。大容量のシューズクロークを造作

20畳のLDKは勾配天井を採用したことで、より広く感じられる。同社の特徴である丸太梁が空間のアクセントに。R型にくり抜いた遊び心豊かな和室に心が癒される。PCカウンターも造作

業界トップクラスの気密性と地中熱利用の24時間換気システムにより、家中どこにいても温度差がなく、空気はいつもきれい

天井のない浴室。暖かい蒸気が加湿器の代わりになって冬の乾燥を防ぎ、部屋間の温度差が少なくなるので、ヒートショックのリスクも減る

脱衣室にも浴室からの蒸気が届く。エアコンを設置したことで、夏も冬も快適に過ごせる

家を真南に建てないのが同社のこだわり。その理由は金澤社長に直接聞いてみよう。将来的に車椅子を使うようになっても楽に暮らせるよう、玄関ポーチにスロープを設置した

キッチンで家事をしていても、常に子どもが視界に入り、返事も聞こえるので奥さまも安心。手に触れる機会の多い棚や建具も造作で、家全体に統一感がある。重厚なダイニングテーブルは榊原社長からのプレゼント

収納も兼ね備えたオリジナルの造作階段。古美術品のような表情と木の質感がお気に入り。建具とのバランスも絶妙。手に触れる機会が多いので、使い込むほどに味わいになっていく

構造部材はもちろん、建具や階段など、手に触れる素材はすべてヒノキで造作。時とともに飴色に変わり、風合いを増していく木の空間が『サイエンスホーム』の家の魅力でもある

「既製品は好きじゃなくて」という夫妻は、カウンターや棚を造作仕立てに。左奥はパントリーで、右奥は水回り。横並びのダイニングテーブルとともに、家事効率アップに貢献

既製品の洗面化粧台と造作家具を組み合わせて、使い勝手が向上。壁面のタオル掛けなどは大工さんが手作りで付けてくれたもの。化粧台と高さをぴったり合わせたカウンターの下には、洗濯物を置くスペースを確保。収納棚はガス乾燥機「乾太くん」がぴったり収まるように設計