長年愛用している「イームズチェア」など、好きなものばかりに囲まれて暮らしたかったと話すIさん。「ミッドセンチュリーモダン」をテーマに、築15年のマンションをフルリノベーションし、理想の住まいを形にした。長い時間を過ごすLDKは、ウォールナットの無垢床をヘリンボーン張りに。壁と天井は珪藻土ですっきりとシンプルに仕上げた。「趣味の自転車と服を収納する場所がほしい」というIさん夫妻の希望を叶えるため、3LDKから2LDKへ間取りも一新。リビングとつながっていた和室はウォークスルークローゼットに変え、寝室からも行き来できるつくりに。廊下側には自転車を置く空間も確保した。さらに、小柄な奥さまには使いづらかった吊り戸棚を撤去し、キッチンをL字型に変更するなど、家事楽にも配慮。「キッチン横の目立つ柱に鏡をつけて奥行き感を出したり、壁をタイルで装飾したり。細かなところまで気を配っていただいたおかげで、デザインも住み心地も良いです」と大満足のようだ。