家づくり Q&A

弊社では標準仕様が塗り壁なのですが、
①　窓の水切り
②　屋根の軒を出す。または小庇の取り付け
などの工夫により汚れを付きにくくしています。

特に①の窓の水切りは壁の汚れを防ぐという意味ではとても重要で、塗り壁のほとんどの汚れは窓周辺の雨垂れだと思います。
以上のことを気にして施工すれば、塗り壁だから特別なメンテナンスをするということはないと私は考えます。

いつの時代にも合う、ぬくもりのある塗り壁は、私ども建築には欠かせません！
良いですよ！！

こんにちは。アキヤマの秋山浩史といいます。
ご質問の「塗り壁」についてですが、塗り壁にも「漆喰」「珪藻土」「火山灰系」・・・等々さまざまな種類があります。
最近一番人気が高いのは、「珪藻土」ですので、珪藻土についてのメンテナンスですが、施工時期（なるべく冬季の施工は避けるのが基本）・施工方法（下地の処理が重要）に問題がなければ、１０年程度はメンテナンスフリーと考えていいと思います。
ただし、自然素材を用いた家づくりの場合、「あまり細かいことを気にしない」という住まい手のご理解も必要であることは確かです。ヘアークラックという、1mm未満程度のクラック（ヒビ）で、それほど目立たない箇所であれば、あまり気にしないことです。

また、施工して間もない（1年以内くらい）に、大きなクラックや、色ムラ等が発生するようであれば、施工に問題がある可能性がありますので施工した住宅会社にメンテナンスを要求するのがよいでしょう。
その後の、セルフメンテナンスについては、当初から元の材料を少し余分に取ってもらいご自宅で保管し、なにか問題が起きたときに、御自分でメンテナンスできるようにしておくことも重要です。
いずれにせよ、自然素材の質感をお求めになるのであれば、大好きなご自宅のお手入れは、ある程度ご自分でできるようにするくらいの方が、暮らしも豊かで楽しくなりますよ。