玄関から続く本格的な茶室。丸太の柱、土壁など自然素材を活かして侘びの風情漂う草案風に。炉を切った炉畳、床、にじり口もある

ダイナミックな吹抜けのリビング。青と白を基調とした空間に、リゾートで過ごしているかのような時間がゆっくりと流れる。家具や調度品もバリ風にコーディネートしてニュアンスを出した

外と中をゆるやかにつなぐインナーテラス。リビングと段差をつけて空間にアクセントを

高い断熱・気密性能により、これだけの大きな吹抜けがあっても家中の温度差が少なく、身体への負担もない

ダークな色のフローリングを採用し、落ち着きをもたらす主寝室。間接照明の陰影に癒される

リビングと連続する和室。客間として使うだけでなく、子どもが熱を出したときに寝かせたり、洗濯物をたたむときなど、さまざまなシーンで重宝する

エントランスから左手に進むとインナーテラス、右手に進むと飛び石と玉砂利を渡って茶室へアクセス。外観からは想像もつかない、風情ある空間に心が和む

アプローチからリゾートのテイストを感じる外観。“への字型”の独創的なプロポーションは、思わず二度見してしまうほど美しい

夫婦ともに茶道を嗜むこともあり、リビング兼用の茶室をつくった。障子の建具、槐の床柱は旧家で使っていたものを再利用。天井は柾目の天竜杉。鶯色のオリジナル珪藻土は『石牧建築』からの提案。炉も切ってあるので、これから自宅でお茶会を催すのを楽しみにしている