栃木県県央
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トラくん、ソラちゃんを見守りながら進める家事の合間も。ウッドデッキのベンチに腰をかけて、ほっとひと息つく時間も。そしてカフェテイストのダイニングで、友だちとおしゃべりを楽しむひとときも。いつも視線の先には、その日、そのときの富士山。一番好きなのは、毎朝よろこびを届けてくれる、カーテンを開けたときに広がるフレッシュな姿だ。
「富士山を近くに感じていたい」。そんな奥さまの要望は、会社選びの大切なポイントになったそう。イメージが固まる前に契約の話ばかりが進んだり、決まった規格があって間取りや窓のサイズを変えられなかったりする会社があるなかで、無垢の家づくりにひかれた『フジモク』には、思いを受け止めてくれる“やわらかさ”と、少しでも近づけようとしてくれる“丁寧さ”があった。カメラマンの奥さまは、子どもが小さいうちは自宅で仕事ができるようにと、子ども部屋をフォトスタジオとしても使える仕様に。玄関とキッチンを結ぶ動線の途中には水回りと収納が配され、家事の負担を軽減する。「田邉さんから提案があって、ドアはすべてハイタイプにしてもらいました」と教えてくれたのは、190cm近い身長のご主人。富士山ビュー以外の要望や暮らしやすさまで叶えられていることが、おふたりの笑顔を大きくしている。
休日、テーブルに並ぶシフォンケーキやクッキーはご主人の作。「天気がいいから、外でおやつにしよう」の声にかけ出すトラくん。思いがカタチになった家は、何気ない家族の時間も特別なものにしてくれる。
LDKはちょっぴり大人な雰囲気のカフェがテーマ。床には目に落ち着きを運んでくれるウォールナットを、壁には光を穏やかに反射させる珪藻土を採用。造作のカウンターや収納棚で統一感を演出しつつ、ショールームで気に入った照明やグリーンをアクセントに、ほっとくつろげる空間に仕上げられた。窓からの眺望とウッドデッキが、実際の広さ以上の開放感とリラックスを提供。敷地の持ち味や周囲の環境を加味したうえで、要望が設計に落とし込まれている
周囲の目を気にせず楽しめる富士山ビューは、丁寧な敷地選びの成果。デッキに段差をつけることで便利さ、楽しさをプラス
四季折々、時間ごとの眺めが、癒しや元気を届けてくれる
キッチンから家族を見渡せるレイアウト。周遊動線とリビング階段が家事ラクとつながりに貢献する。収納も適材適所に
分割できる子ども部屋は、当分の間、奥さまの撮影スペースに。クロスを張り分けたり、幅木をなくしたりと細かな要望まで叶えられた
寝室からの眺め。窓の配置や種類も思いを汲んでもらえた
タイル&造作の洗面台はナチュラルな仕上がり
2階の床は富士ヒノキ。大工仕立ての手すりは、触り心地もやさしい
キッチンから玄関を見通せる。洗面室も動線上に
ガルバの外観はモダンな印象。玄関回りのスギがほどよい個性とぬくもりを添える
富士山好きの奥さま主導で、土地探しからスタート。大手やログハウスの会社を巡ったことで、本当に“必要なもの”が明確になった。田邉さんに感じた安心感が決め手。
吉田町出身。静岡大学工学部卒業後、医療用具メーカーにて製造マシンの設計・製作に従事。ある事故をきっかけに、“うれしさの近くにある仕事”をと考え、2002年にデイクリップをスタート。