せっかく新築するなら、とことんこだわったフルオーダーの家を建てたいと望んだMさん。暮らしの中心となるLDKは、和室と合わせると約28畳の大空間で、『片桐建設』オリジナルの無垢の床を子どもたちが素足で走り回る。キッチンからは家族の様子が見渡せて、洗面脱衣室や浴室への動線もスムーズ。各居室に収納を設けたことで、家族みんなが自分で片付ける習慣が自然に身についた。M邸のいちばんのこだわりは「色づかい」。デザイナーという仕事柄、ご主人の色に対する感性は鋭く、部屋ごとにクロスの色や木の塗装を変えてワクワクする空間に仕上げた。「現場監督経験の長い江島さんの提案があったからこそイメージ通りになりました」とご主人。住まい手と造り手の立場を超えた深い信頼関係は、引き渡しから2年経った今も続いている。