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服や物が溢れて困る…が一気に解決?ファミリークローゼット導入のポイントとは

公開日:2025-02-28

イエタテ編集部 ライター:イエタテ編集部
服や物が溢れて困る…が一気に解決?ファミリークローゼット導入のポイントとは

服や物が部屋中に散らかって、片付けるのがひと苦労。もし、このように収納で悩んでいるなら、ファミリークローゼットが解決してくれるかもしれません。 今回の記事では、ファミリークローゼットとウォークインクローゼットの違い、ファミリークローゼットのメリットやデメリットなど、ファミリークローゼット導入に必要な情報を余すことなくお伝えしていきます。

ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼットは、文字どおり、家族全員の衣類や日用品を1か所にまとめて収納するスペースです。各部屋に設置された小型のクローゼットと異なり、家族の衣類を1か所に集約することで、家事の手間を大幅に軽減できます。

 

よく混同されるウォークインクローゼットとの主な違いは、利用する人数と目的です。ウォークインクローゼットは部屋別に設置されるのが一般的であり、利用するのはその部屋を使っている人だけになります。

 

一方、ファミリークローゼットは家族全員の共有を前提に作られているので、ウォークインクローゼットよりかなり広くなるのが一般的です。荷物の収納以外にも、家事室を兼用するケースも多く、その広さゆえにさまざまな用途へ対応できます。

 

ファミリークローゼットのメリット

1か所に収納をまとめられる、ファミリークローゼットのメリットを3点紹介します。

 

家事・生活導線が短くなる

ファミリークローゼット導入最大のメリットは、やはり家事や生活導線の大幅な効率化でしょう。個別のクローゼットだと、衣類の取り出しや片付けに時間がかかります。しかし、ファミリークローゼットがあれば、こういった煩雑な作業が1か所で完結し、家事の時間短縮が可能です。

 

とくに、ファミリークローゼットとランドリールームを近くに配置すると、洗濯から収納までの流れが一気に効率化されます。古い日本家屋のように、洗濯機置き場・物干し場・収納スペースが離れていると、移動だけでもひと苦労です。

その点、ランドリールームに隣接したファミリークローゼットなら、大量の洗い物があってもそれほど負担になりません。

 

ひとつずつの作業は大したことがなくても、積み重なると大きな負担になるのが家事というものです。ファミリークローゼットは、そういった家事の負担を大きくサポートしてくれます。

 

部屋が散らかりにくくなる

多くの住宅では、各部屋に個別のクローゼットを設置しています。個室なので人目がない分、どうしても衣類や小物が部屋中に散らばりやすいのが欠点です。

 

ファミリークローゼットの場合、基本的にすべて1か所にまとめるため、各部屋が散らかることを防げます。外出から戻って脱ぎ捨てたコートが、いつまでも部屋を占領するなんてこともなくなるでしょう。

 

また、家族全員が同じクローゼットを利用するので、自然と整理整頓を意識するようになります。小さい子どもがいる家庭では、自分のアイテムをきちんと戻す習慣を身につけ、整理整頓の基本を学ぶよい機会になってくれるはずです。

 

居室を広くできる

「部屋を広く使える」というのも、ファミリークローゼットの大きなメリットのひとつです。通常、各部屋には個人のクローゼットを設置しますが、ファミリークローゼットがあればこのスペースが不要になり、その分部屋を広くできます。

 

部屋に設置される収納スペースは、1〜1.5畳程度の広さが一般的です。このスペースをそのまま部屋にできるので、使い勝手が格段にアップします。広くなった部分は、勉強や独立した趣味のスペースにするのもいいでしょう。これまでしまい込んでいたコレクションを、空いたスペースに飾ってみるのも楽しいかもしれません。

 

広くなったスペースの利用法は、あなたの自由です。ぜひお好きなように、有効活用してください。

 

ファミリークローゼットのデメリット

収納をまとめれば、これまでとは違ったデメリットが発生する可能性もあります。許容できる範囲のデメリットかどうか、ファミリークローゼットを作る前にしっかりと検討しておきましょう。

 

最低でも2~3畳程度のスペースが必要

ファミリークローゼットに荷物を収納するだけなら、2〜3畳程度のスペースがあれば十分対応できます。

 

しかし家族分の荷物をまとめて収納し、なかで着替えや家事もおこなうとすれば、少なくても4〜6畳の広さが必要になってくるでしょう。

 

ファミリークローゼットは1階に設置するのが一般的なので、6畳のクローゼットを作れば、その分リビングや客間が狭くなってしまうケースも考えられます。全体の床面積がそれほど広くない住宅の場合、ファミリークローゼットの広さや配置には注意が必要です。

 

朝、混雑する

家族全員が同じような時間に出勤・通学する場合は、ファミリークローゼット内の混雑が予想されます。家族全員が同じ時間に着替えをするとなれば、お互いが邪魔になり、イライラと口喧嘩に発展してしまうかもしれません。

時間に余裕があれば、譲り合いながら対応できるのでしょうが、全員が急いでいればそうもいかないでしょう。どうしても混雑が解消できない場合は、前日にファミリークローゼットから着る服を自室に運んでおく、交代で着替えを自室でおこなうなど、なんらかの対策が必要です。

 

プライバシーの確保が難しい

ファミリークローゼットは、家族が共同で利用するため、どうしてもプライバシーの確保が難しくなります。思春期の子どもがいる場合は、子どものプライバシーの尊重が課題となるでしょう。

 

親に見られたくないものがたくさんある世代ですし、年頃の女の子ならなおさら一緒に着替えるのを嫌がって当然です。ここで「親子なんだから」とか「色気づいて」などと言ってしまえば、家族の関係が崩れてしまいかねません。

 

子ども部屋に小さな収納スペースを用意する・クローゼットに内鍵をつけるなど、きちんと子どものプライバシーを確保してあげましょう。そうすれば、少なくとも親子の関係が悪くなることはないはずです。

 

いらない、失敗した!ファミリークローゼットのよくある後悔

いらない、失敗した!ファミリークローゼットのよくある後悔

せっかく作ったのに、「こんなはずじゃなかった……」とあとから後悔するようでは、作った甲斐がありません。今回紹介する代表的な失敗例を参考にして、満足度の高いファミリークローゼットを計画していきましょう。

 

狭かった

ファミリークローゼットで、もっとも多い後悔が、面積に関するものでしょう。最初は十分だと思っていたスペースも、使っていくうちに「全然足りない」と不満を感じてくるものです。

 

当初の計画では、外出用の衣服を収納するだけなので2畳で計画を立てたが、使っているうちに部屋着や小物の収納もするようになり、手狭になってしまったのようなパターンが考えられます。

 

このように不満を感じても、あとからファミリークローゼットを拡張するのはとても大変です。壁を壊してリフォームをすれば不可能ではありませんが、広げた分だけLDKや洗面所などが狭くなってしまいます。

 

こういった事態を防ぐためにも、事前に収納するもの、収納する可能性があるものを徹底的にピックアップしてください。収納するのは衣類だけなのか、それともゴルフバックや楽器といった趣味の機材もしまうのか、この見積もりによって必要な面積がガラリと変わってきます。迷った場合は少し広めに作っておくというのも一つの方法でしょう。

 

間取りを間違えた

家族構成と使い方に合った間取りを選ばないと、使い勝手が悪く、結局ファミリークローゼットをあまり使わなくなったという話もよく耳にします。

 

ファミリークローゼットの代表的な間取りは、以下の4つです。

クローゼットの間取り

見てのとおり、スペースを確保できるなら、「コの字型」がもっとも収納量を増やせます。ただし、角の部分がどうしてもデッドスペースになりがちなので、棚やポールの配置に工夫が必要です。

 

面積と使い勝手のバランスを考えるなら、「Ⅱ型(並列)」がおすすめです。コの字型ほど面積が必要なく、デッドスペースも発生しません。さらに、通路の奥に鏡を置けば、立派なドレッシングルームになります。

 

子どもが大きくなって使わなくなった

子どもが成長し、独立性を求めるようになると、ファミリークローゼットの使用を嫌がる可能性があります。前述のとおり、思春期の女性なら、着替えや私物の収納を自室で完結したいと思うのは至極当然の流れです。

 

個室に小さくても収納スペースを作っておけばよいのですが、収納スペースがまったくない状態だと、打つ手は限られてきます。

 

収納タンスを部屋に置く方法も考えられますが、収納量は少ないし、なにより部屋が狭くなってしまいます。さらに、部屋にタンスを置くと、地震の際に倒れてくるリスクがあることも、しっかりと頭に入れておく必要があるでしょう。

 

ファミリークローゼット設置のポイント

最後にファミリークローゼット設置のポイントを、3つほどご紹介します。

 

家族構成、物の量に合った広さを確保する

ファミリークローゼットに必要な広さは、ひとり1畳ほど必要でしょう。洋服をしまうだけなら0.5畳くらいで間に合うかもしれませんが、洋服以外の身の回り品をある程度収納したいなら、やはりひとり1畳は必要です。したがって、3人家族なら3畳、4人なら4畳という計算になります。

 

もちろん、ファミリークローゼットの使用目的によっても、何畳必要になるかが変わってきます。単なる収納スペースなのか、着替えはするのか、洗濯物を畳んだりアイロンがけをしたりもする予定なのか、事前に用途をしっかりと決めてしまいましょう。

 

前述のひとり1畳はあくまでも収納・着替えベースの話であり、家事スペースが必要なら人数+1畳程度は計画しておくべきです。いずれにせよ、間取りとの兼ね合いもあるので、必ず専門家のアドバイスを受けるようにしてください。

 

生活導線を意識した間取りにする

生活必需品を収納するファミリークローゼットは、とにかく生活動線を邪魔しない配置計画が満足度の鍵を握っています。家族共有という点を考慮すると、リビングの隣に設置するのがもっとも機能的です。

 

リビング脇なら、帰宅後に家族と挨拶してすぐに、隣のファミリークローゼットで着替えができます。通勤通学の際も、朝食後にわざわざ自室に戻ることなく、サッと外出が可能です。小さい子どもがいる家庭でも、リビング脇スペースがあれば、リビングにいる子どもの気配を感じながら安心して家事ができます。

 

また、外出の多い家族の場合、玄関脇に設置するのもよい考えです。玄関脇スペースにコートや傘、バッグを収納できると、重い荷物を自分の部屋まで毎回運ぶ必要がなくなります。小さなゴミやホコリを部屋に引っ張り込まずに済むので、健康・衛生面でもメリットがあります。

 

汎用性の高い造りにする

先ほど、ファミリークローゼットは、ひとり1畳が目安と言いました。しかし、子どもが成長して独立すれば、もはやそれほど広いクローゼットは必要ありません。

 

そこで、ファミリークローゼットの内部を汎用性の高い設計にしておけば、必要に応じて別な用途に転用できます。自分の趣味部屋にしてもいいし、災害に備えて防災用品を備蓄しておくのもいいでしょう。

 

可動式の棚や調整可能なハンガーポール、多目的な収納ボックスなどを活用すれば、将来的に通常の部屋として利用が可能です。

 

子どもが小さいうちはピンとこないかもしれませんが、いつか必ず独立する日がきます。その時になって慌てることのないように、計画の段階からしっかりと将来の用途もイメージしておきましょう。

 

まとめ

ファミリークローゼットは、収納を効率化するだけでなく、私たちの家事や日常生活全般をスムーズにしてくれます。今回紹介したメリットとデメリットを冷静に比較しながら、いちど建築会社に相談してみてください。あなたの家族構成やライフスタイルに合った、最適なファミリークローゼットのプランを提案してくれるはずです。

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