オール電化 VS オールガス
2020/10/11|くふうイエタテカウンタードン・キホーテ豊橋店
こんにちは!イエタテ相談カウンター豊橋店です。(^o^)丿
数年前からよく聞くようになったオール電化。また最近ではオールガスといった言葉も耳にするようになりました。
そこで今回は、オール電化とオールガスとはどんなものなのか、どちらがお得なの?、メリットデメリットについて比べてみたいと思います。
まず、オール電化とは、すべての家庭でのエネルギーを電気によって賄うシステムです。
一方オールガスとは、ガスの燃焼によって電気を発電します。「オールガス」という名前であってもすべてをガスで賄うわけではなく、基本的にガスをメインにすることで電気使用量を最小限に抑えるというシステムです。
これからお家を建てようと思っていて、オール電化かオールガスで迷っている方は、何を重視するか、自分たちの暮らしにとってのメリット、デメリットをよく見極める必要があります。
経済性
オール電化、オールガスどちらも割引料金が設定されているので導入前より光熱費はお得になることがほとんどです。ただし、オールガスの場合は、ガスの料金に加え電気の基本料金と使用量は必要になります。オール電化の場合はガスの料金はゼロです。
IHクッキングヒーターとガスコンロ
熱効率で比べると、鍋底を発熱させるIHの方が効率が高いです。そして自動湯沸かしタイマーや自動調理機能も充実しています。ただしIHは使用できる鍋が限られます。
使い慣れた鍋を使いたい人にはどんな鍋でも使用できるガスコンロが良いでしょう。また、IHは激しく鍋を揺することができないので、鍋を振って料理がしたい!というようなこだわりがある方もガスコンロを選ぶようです。
安全性
火事の原因で最も多いとされているのは、コンロからの出火です。オール電化では火を使わないの安全性は高いです。火の消し忘れ、お年寄りや小さなお子様がいる家庭で安全性を重視されるなら、オール電化がおすすめです。
電気温水器とガス給湯システム
給湯システムの比較では、オール電化はエコキュートという機器を使います。二酸化炭素を排出しないヒートポンプ方式というシステムで環境に優しく、料金の安い深夜電力を使ってお湯を沸かし、給油タンクにお湯を貯めておくことで日中も使用することができます。
ガスの場合は、ガス湯沸かし器を使います。ガスの炎で瞬間的にお湯を沸かすことができます。ガスを燃焼させるときに二酸化炭素を排出するので、環境にとっては悪影響です。
ガス湯沸かし器の価格はエコキュートより低価格ですが、ランニングコストが高くなる傾向にあります。また、エコキュートはお湯を貯めるタンクを置く場所が必要になりますが、ガス湯沸かし器は場所を取らないので、どんな家庭でも設置できます。
地域差、寒暖差の違い
寒冷地にお住まいのご家庭は、冬場は立ち上がりが早く、パワーの強いガスの威力が必要かもしれません。
家族構成から考える
昼間は家に誰もいないことが多いご家庭などは、深夜割引のあるオール電化が光熱費削減になるケースが多いようです。しかし、2~3世帯の大家族で日中も電気消費が多い場合には、ガスの方が安くなるかもしれません。
災害時の対応
災害時の復旧スピードについては、電気が早い傾向にあります。電気は地上の電線を復旧するのに対し、ガスは地中のガス管を復旧するため、時間がかかってしまいます。
停電するとオール電化は何もできません。そしてオールガスの設備の場合も電源に電力を使っている場合が多いため、結局は動かないということになります。ちなみに太陽光発電を併用していれば、自家発電+蓄電池で電気を利用できます。
オール電化とオールガス。
このようにどちらもメリット・デメリットはあります。
重視するものが何か、譲りたくないものが何かによって、選択が変わってきます。
イメージだけにとらわれず、自分たちの暮らしに適しているのはどちらかを見極めましょう(^-^)