キッチンと洗面台は『有吉住宅』のオリジナル造作。品質の確かな地元材を使い、空間の雰囲気に合うデザイン、スペースにぴったり収まるように作られた「暮らしの道具」は使い込むほど味が出てくる

「軽井沢の別荘みたい！」と友人から絶賛されるおしゃれな外観。手前はガレージ兼納戸

カバードポーチも子どもたちにとっては貴重な遊び場。木製の玄関ドアはオーダー。流木のような手すりは設計士の纐纈さんが探してきて加工した

玄関続きの土間スペースは、ご近所さんとのコミュニケーションの場にもなる。リビングの天井のあちこちにフックをつけて、ハンモックやロープを吊り下げられるようになっている

玄関からつながる土間キッチンは奥さまからのリクエスト。昔懐かしい昭和の茶の間のような雰囲気が心地いい。吹抜けを通して2階の音も聞こえるので安心

玄関、土間、LDKがつながった間仕切りのないフルオープンな空間。築4年が経過し、無垢の柱や床が飴色に変化してきた。冬になると、家族みんなが自然と薪ストーブの前に集まってくる

ロフト付きの子ども部屋は、秘密基地のようなワクワクする空間

子ども部屋からつながる広いバルコニー。ここから眺める雄大な景色は、3兄弟の記憶にしっかりと刻まれ、やがて故郷の原風景となるだろう

塗り壁によく似合うオリジナルの木製ドア。既製品にはないあたたか味、重厚感、手触りの良さが魅力。アイアンの取っ手も特注。使い込むほどに味わいが出てくる

建具の造作も『Hands Works』の得意とするところ。気泡ガラスの風合いに合うよう職人が手仕事で美しく仕上げた引き戸は、アカシアの床の色味も計算して作られている

和室はリビングと隣り合い、空間の横の広がりを作る。プリーツスクリーンで仕切ることも可能。吹き抜け上の格子は蔵とつながる窓。写真奥のキッチンの壁は、最初は真っ白の予定だったが、コーディネーターの提案で壁の一部にグリーン系の柄クロスを貼ってアクセントに。落ち着いた色味が和モダンなLDKに調和している